県内でO157等の腸管出血性大腸菌感染症の患者が増えており、今後も増加する可能性があるため、令和8年4月27日に「腸管出血性大腸菌感染症注意報」が県下全域に発令されました。4月中の発令は平成16年に次いで、過去2番目の異例の早さとなります。令和8年6月19日には食中毒注意報も発令されました。
特に湿度が高く暑い夏場は、細菌の増殖に最適な環境となります。細菌が原因となる食中毒も、例年6月~8月に多く発生していますので、注意が必要です。
腸管出血性大腸菌の特徴は大きく3点あります。
(1) 感染力が強い
(2) 乳幼児・高齢者がかかると重症化しやすい
(3) 発症までの潜伏期間が長い(2~9日間)
主な症状は、強い腹痛や下痢(通常の下痢~頻回の水様下痢)、血液の混ざった便、発熱や吐き気などです。お子様に気になる症状が出たときは、すぐに小児科などの医療機関を受診しましょう。
食中毒は、きちんと対策を講じれば予防できます。
<食中毒予防の3原則>
・調理前に必ず手洗い(菌をつけない)
・食品は10度以下で保存(増やさない)
・食材を中心までしっかり加熱(やっつける)
腸管出血性大腸菌は75℃で1分間以上加熱すると死滅しますので、中心部までよく加熱して食べましょう。焼肉の際には、生肉用と食べる用のはしを使い分けるようにしましょう。特にお子様へは生肉や加熱不十分な肉料理を食べさせないよう、気をつけてください。また、生野菜は流水でしっかり洗って食べましょう。
下痢症状があるときに周囲へ感染を広げないためのポイント
・早めに医師の診察・指示を受けましょう。
・入浴は一番最後にするかシャワーのみにし、混浴を避けましょう。
・タオル、バスタオルは共用しないようにしましょう。
・プール遊びで家庭用ビニールプールを使用する場合は、他の乳幼児と一緒の使用は避けましょう。
・手に便がついた場合、手洗いに逆性石けんや70%アルコールでの消毒を加えましょう。
食中毒からお子様を守るためにも、家庭でできる衛生管理を行いましょう。
厚生労働省ホームページ:腸管出血性大腸菌O157等による食中毒
岡山市ホームページ:O157等腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000008255.html