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おじいちゃん・おばあちゃんの「孫育てのススメ」

[2016年3月31日]

ID:45520

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みなさんの家庭ではおじいちゃん・おばあちゃんがどのくらい家事・育児に関わっているでしょうか?
子育てにおいて、おじいちゃん・おばあちゃんの存在はパパ・ママの力強い味方であるとともに、子どもにとってもさまざまな年齢の方と関わることで社会性を身につける大切な機会にもなります。
近くに暮らしている家庭ばかりではないと思いますが、おじいちゃん・おばあちゃんが「孫育て」に関わるうえで、子育ての大先輩として自信を持って力を発揮できるよう、下記のことを参考に家族の絆を深めてくださいね。

おじいちゃん・おばあちゃんのサポートでトリプルハッピー!

「子育て」の主役はパパ・ママです。
おじいちゃん・おばあちゃんはその主役をサポートする役割を担っていただくことで、円滑な関係性が築けますよ。
子どもと直接的に関わる部分はパパ・ママに任せて、おじいちゃん・おばあちゃんは家事などでサポートしてあげるとよいです。
そして、客観的な立場だからこそ、子育て経験者だからこそ、見えてくる部分があると思います。
それらはパパ・ママにとっても貴重な意見となります。でも、否定的な表現ではなく、やさしく温かい心でパパ・ママが自分の子育てに自信が持てるように肯定的に支えてあげてください。
パパ・ママも生まれたての赤ちゃんと同じように、パパ・ママになってまだ0歳、1歳・・・であることを忘れないでくださいね。

こどものハッピー

  • いろいろな人との関わりができ、社会性が身につく
  • さまざまな経験と出会えるチャンスになる
  • 親以外に守ってくれる存在ができる
  • 食や文化の幅が広がる
  • 親から離れる経験ができる
  • いたわる気持ちが芽生える

パパ・ママのハッピー

  • 家事、育児のサポーターが増える
  • 相談相手ができる
  • 子どもを預けられる
  • 気持ちに余裕が持てる
  • 育児が楽しくなる

祖父母のハッピー

  • 生きがいが持てる
  • 新しい知識が増える
  • 運動不足の解消や健康増進につながる
  • 人との関わりで認知症を予防できる
  • 暮らしにメリハリができる
トリプルハッピー

当たり前がそうじゃない~子育て今昔物語!?~

「子どもを愛し、大切に育てていく」という本質は今も昔も変わりませんが、おじいちゃん・おばあちゃんが子育てをしていた頃は当たり前だったことが、現在ではすっかり変わってきていることもあります。
子育て事情は日々変化していますが、臆することなくパパ・ママに聞いたり、地域の保健師さんや助産師さんなどに教わったりしながら、孫育てを楽しんでくださいね。

昔 ⇒ 今

  • 日光浴をさせる ⇒  紫外線対策をする 
  • 抱き癖をつけさせない ⇒  たくさん抱っこをしてスキンシップをとる 
  • 布おむつが主流 ⇒  紙おむつが主流 
  • おんぶ紐で背負う ⇒  抱っこベルトやスリングで抱っこ(もちろんおんぶもします) 
  • ベビーパウダーをふる ⇒  ベビーパウダーはあまりつけない 
  • お風呂あがりに白湯を飲ませる ⇒  お風呂あがりも母乳を飲ませる 
  • ミルクも推奨 ⇒  母乳育児推奨 
  • 離乳食前に果汁を与える ⇒  離乳食開始までは母乳・ミルク以外は与えない 
  • 離乳食は1歳までに完了 ⇒ 離乳食は1歳半までに完了

孫とのコミュニケーションを楽しんで!

今も昔も、子どもはまわりの大人からたくさんの愛情をもらって、すくすくと成長します。
おじいちゃん・おばあちゃんは子どもの個性を大切にして、性別に関係なく、たっぷりの愛情を注いであげてください。

子どもとの遊び方~おじいちゃん・おばあちゃんならではの遊びで十分~

おじいちゃんと孫

最近は新しいおもちゃがたくさんありますが、これらを買ってあげることよりも、”一緒に遊ぶ”ということを意識してみてください。
赤ちゃんとのコミュニケーションはスキンシップが一番です!
抱っこをしてあげるだけでも赤ちゃんは安心しますし、そのままお散歩をしながら、
歌ったり、語りかけてあげるのも良いですね。
また、最近は昔から伝わる子守唄やわらべうた、手遊び歌などが注目されています。
子どもとのスキンシップにとっても有効ですよ。ぜひ、ママたちにも教えてあげてください。

子どもとの遊び方は、たくさんのおもちゃを用意するのではなく、たくさんの時間を子どもと一緒に過ごすことを意識してみてくださいね。

子どもとの関わり方~叱るよりほめて育てる~

祖父母と孫

おじいちゃん・おばあちゃんは、子育てに客観的に関われる存在です。
しつけはもちろん大切ですが、叱るよりほめて育ててあげましょう。
子どもは、おじいちゃん・おばあちゃんといった年配者との関わりで、病気や老いを学びます。
そして、いたわる心や優しい心を学び、その心はこの先成長していくうえでもきっと、ずっと育まれ続けるはずですよ。

祖父母と孫

岡山大学では地域に開かれた大学として一般の方を対象に、さまざまな勉強会やセミナー等を開催しています。
その中で岡山大学大学院保健学研究科では、「子どものこころが育つ楽しい孫育て」と題し、無料で孫育てセミナーを開催しています。
いざ孫を迎えるとなると、「子育ての仕方が昔と今とでは違ってきたから戸惑ってしまって・・・」「赤ちゃんのお世話って?孫が生まれたけど、どこまで手伝えば・・・」「卒乳や離乳食で親世代と祖父母世代の食い違いが・・・」などと、現代の子育て事情に気がかりを持つ祖父母の方々を対象に、孫の世話や接し方、パパ・ママとの関わり方について、楽しい孫育てをするためのコツをお伝えしています。

赤ちゃん人形

赤ちゃん人形を使った抱っこやおむつ交換の練習

子育てグッズ

最近の子育てグッズの紹介

岡山大学大学院保健学研究科生育看護学大井伸子先生

大井先生

自身が子育て真っ最中のときは無我夢中になってやってきたと思いますが、孫との関わりとなるとまた違った目で見ることができると思います。今度はじっくりと、お孫さんとの時間を楽しんでほしいなと思います。
時代が変わり、子育ての方法も変わり、自分の出る幕はないと思われている祖父母のみなさま。
パパもママも、そしてお孫さんも、み~んなおじいちゃん・おばあちゃんとの関わりを求めていますよ。自身も楽しみながら、「孫育て」にトライしてみてくださいね!

今後のセミナー開催予定

今後の「孫育て応援セミナー」の開催予定は決まり次第、こそだてぽけっとのイベントカレンダーに掲載していきます。
イベント検索ページで、キーワードに「孫育て」と入力して検索してください。

子どもにとっても、パパママにとっても、じぃじ・ばぁばの存在は心のオアシスになるんだね♪

お問い合わせ

岡山大学大学院保健学研究科看護学

所在地:岡山市北区鹿田町2-5-1

電話:086-235-6848