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可決した意見書・決議

[2023年12月19日]

ID:15938

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11月定例市議会で可決した意見書(令和5年12月15日議決)

ブラッドパッチ療法に対する適正な診療上の評価等を求める意見書

交通事故,スポーツ,落下事故,暴力など,全身への外傷等を原因として発症する脳脊髄液漏出症(減少症)によって,日常生活を大きく阻害する様々な症状に苦しんでいる患者の声が,全国各地から国へ数多く寄せられ,平成18年に山形大学を中心に関連8学会が参加し,厚生労働省研究班による病態の解明が進んだ結果,平成28年より同症の治療法であるブラッドパッチ療法(硬膜外自家血注入療法)が保険適用となった。

その結果,それまで高額な自費診療での治療を必要としていた患者が,保険診療のもとにブラッドパッチ療法を受けることができるようになったが,脳脊髄液漏出症の患者の中には,保険適用(J007-2)の要件に掲げられている「起立性頭痛を有する患者に係るもの」という条件を伴わない患者がいるため,医療の現場では混乱が生じている。

また,その後の研究で,脳脊髄液の漏出部位は1か所とは限らず,頚椎や胸椎部でも頻繁に起こることが報告された。ここで,この頚椎や胸椎部にブラッドパッチ療法を安全に行うためには,X線透視下で漏出部位を確認しながらの治療が必要であるが,診療上の評価がされていない現状がある。

よって,国におかれては,これらの状況を踏まえ,公平で安全なブラッドパッチ療法の適用に向け,下記の事項について適切な措置を講ずるよう強く要望する。

1 脳脊髄液漏出症の症状において,約10%は起立性頭痛を認めないという公的な研究でも報告があることを受け,算定の要件の注釈として「本疾患では起立性頭痛を認めない場合がある」と加えること。

2 ブラッドパッチ療法の診療報酬において,X線透視を要件として,漏出部位を確認しながら治療を行うことを可能にするよう,診療上の評価を改定すること。

以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

11月定例市議会で可決した決議(令和5年12月15日議決)

ガザ地区における平和の実現を早期に求める決議

本年10月7日のイスラム組織ハマスのイスラエルに対する攻撃を直接的な契機として,イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区に対する爆撃と地上侵攻が2か月以上も続いており,同地区では死者数が1万7千人(12月8日時点)を超え,電力,食料,医薬品,燃料などが遮断されるなど,深刻な事態に直面している。

国連安全保障理事会は,11月15日に緊急会合を開き,ガザ地区の子どもの人道状況を改善するための戦闘の休止と,人質の即時解放を求める決議(決議2712号)を採択しているが,各国政府と国際機関は同地区の深刻な人道危機を一刻も早く止めさせるために緊密な行動をとることが求められている。

岡山市は,昭和60年に恒久平和を願い,核兵器の廃絶や平和で幸せな岡山市を築いていくことを誓った「平和都市宣言」を行っている。

本市議会においても,いかなる理由があろうとも,一般市民への攻撃と非人道的行為は許されるものではないとの見地から,これ以上の犠牲者を生まないために戦闘行為を直ちに中止し,人道支援物資の供給を行うよう,平和を希求する都市として,市民と共に,全ての当事者に強く求めるものである。

以上,決議する。

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