ジュニアの部(小・中学生)
ジュニアの部短歌
第53回(令和3年度)
晴れ舞台夏の青春今ここに心を合わせて最初の一音 横松 志歩(岡北中二年)
火炎よりぼくを守れりオリーブが弁慶のごと枝葉を焼いて 戸田 文仁 (岡輝中三年)
しんかいであってみたいなコトクラゲうみのうえまでおよいでこいよ 市 明煌(第二藤田小二年)

第52回(令和2年度)
土の中今はひかりが見えずともいつか這い出て夏空めぐる 横井 閏(芳泉中二年)
棒が揺れマットにダイブしてみれば太陽笑う見守るように 野上 彩羽(岡山後楽館中二年)
おじいちやん来年もきてね待ってるよ姉ちゃん達と送り火をたく 宮島 友也(芳泉中二年)
第51回(令和元年度)
夕焼けの自転車置き場友の顔赤くそまりし小さな太陽 小坂 空(岡大附中三年)
なつやすみははのてつだいざんまいだあーなつやすみぼくのなつやすみ 矢田 竜空(第二藤田小四年)
お弁当電子レンジで温めるミニトマトまで温めちゃった 杉岡 ほのか(岡大附中二年)
夕焼けの自転車置き場友の顔赤くそまりし小さな太陽 小坂 空(岡大附中三年)
なつやすみははのてつだいざんまいだあーなつやすみぼくのなつやすみ 矢田 竜空(第二藤田小四年)
お弁当電子レンジで温めるミニトマトまで温めちゃった 杉岡 ほのか(岡大附中二年)
第50回(平成30年度)
飼っていたクワガタムシの食う姿見かけによらずチビチビ食べる 藤原 唯衣(岡大附中一年)
卓上に散乱している未来地図あと一年かと雲を眺める 田端 浩朗(岡大附中二年)
ふぎゃふぎゃと妹が呼ぶ僕を呼ぶおなかすいたかおしめかえるか 平田 蒼馬(灘崎中二年)
第49回(平成29年度)
セミたちの大合唱に割り込んだメトロノームがすずしげに打つ 河本 凜(妹尾中二年)
赤とんぼ真っ赤の夕日の目の前でゆれて光ったガラスのつばさ 見延 直生(桑田中二年)


第48回(平成28年度)
右に来る!跳んで弾いたサッカーボールかけ寄る仲間とつかんだ勝利 内田  瑶(横井小六年)
夏休み新幹線でひとっとび駅でまっているセミとおばあちゃん 若宮 悠乃(鹿田小五年)
銀で泣き銅で喜ぶオリンピック重み違うが皆すばらしい 岩崎 幹矢(岡大附中一年)


第47回(平成27年度)
夕立ちだおどるいなづま打つたいこ入道雲は今日夏まつり 田中 瑞基(浮田小六年)
だれよりも一生懸命背伸びしてきらきら咲くよ大きなひまわり 濵田 萌波(鹿田小六年
  ひとひ
グラウンドたった 一日 の正念場そこでは見えぬかくされた汗
田嶋 大祐(灘崎中二年)


第46回(平成26年度)
朝一番だれより早く起きている庭のあさがおあかあおあかあお 服部 愛弓(鹿田小五年)
風をきり流れる汗にゆれた髪ゴールを目指す君に釘づけ 平岡 奈々香(中山中三年)
ねえ見てよ黄金色に光ってるかわいいでしょうぼくのカナブン 森  陽杜(御野小二年)


第45回(平成25年度)
昼の青夕暮れの赤夜の黒私の頭上のスケッチブック 市川 千尋(香和中三年)
真夏日に照らされながら振りかぶるその一球にすべてをかけて 山口 陽平(中山中二年)
授業中見つめる先に君がいて君の見つめる先にはあの子 秋山 七海(中山中二年)


第44回(平成24年度)
放課後のセピアの廊下私よりわたしを知っている長い影 酒井 那菜
(岡山大安寺中等教育学校三年)
かきごおり白いお山がすずしそう小さくなって入ってみたい 宗正 莉奈(西小二年)
青空に白のチョークを滑らせて描いたような飛行機雲 市川 千尋(香和中二年)


第43回(平成23年度)
パレットの赤や黄色が踊り出す私の思いマーブル模様 大賀 ひかる(灘崎中二年)
あさがおの空につきささるつぼみたち私もつぼみもみな上を向く 大森 春歌(鹿田小六年)
負けられない過去の自分が追ってくる今の自分であしたも走る 松浦 克樹(灘崎中二年)


第42回(平成22年度)
幼き日大きくみえた母の背が今は小さくさみしく思う 田畑 圭太(福南中二年)
花火師の思いよとどけ大空に大輪の花咲かせ散りゆく 金安 真吾(足守中二年)
ドーンドンはなびがキラキラビルのまどうつってさくよちってゆくよ 岡本 香梨(鹿田小三年)


第41回(平成21年度)
祖母の声「おはよう」という声色は母よりおだやか内緒です 宝野 あいか(福南中二年)
カチカチとリズムを刻む正確に遅い速さと速い速さで 金谷 莉穂(福南中二年)


第40回(平成20年度)
ガマの中心のこもったガイドの声真っすぐ届くみんなの心へ 肥塚  誠(岡北中三年)
後ろからサクサク聞こえる落葉の音止んだ瞬間つながれた手 鶴海 真優(高島中三年)
忘れないもらった黒糖ハイビスカスしわを刻んだ二人の笑顔 井上 璃重(岡北中三年)




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