岡山市民の文芸

ジュニアの部(小・中学生)
現代詩 −第42回(平成22年度)−


海ボタル 田房 花梨(福浜小五年)


小豆島の海で海ボタルを見た
海ボタルはまっ暗な海の中で
まるで宝石をちりばめたように
キラキラかがやいていた
おじさんが、さん橋につり下げていたふくろをひき上げたら
ふくろの中には海ボタルがいっぱい入っていた
指の先でさわってみると
それは小さな点の様な物が青く光っていた
おじさんに聞いたら
「ミジンコと言う生物の仲間だよ。」と教えてくれた
昼はすなの中にひそんで
夜になるとえさをさがして泳ぐそうだ
そして海の中で死んだ魚や
魚の肉をきれいに食べてくれるそうだ
海ボタルはとっても役に立っているんだね
私は、はじめて見る海ボタルに見とれて
いつまでもさん橋に立っていた


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