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日本の温室効果ガス排出量について

[2022年11月21日]

ID:42838

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温室効果ガス排出量の推移

2020年度の日本の温室効果ガスの総排出量は、11億5,000万トン(CO2換算。以下同じ。)でした。
2013年度の総排出量(14億900万トン)と比較すると、エネルギー消費量の減少及び電力の低炭素化に伴う電力由来のCO2排出量の減少等から、18.4%(2億5,900万トン)減少しました。
 
日本政府は、2030年度において2013年度比で46%の削減を目標としているため、今後もさらなる積極的な温室効果ガスの排出量削減に向けての取り組みが重要です。

日本における温室効果ガス排出量の推移

 
日本における温室効果ガス排出量のうち、約9割が二酸化炭素(CO2)となっており、CO2は「温室効果ガス」の代表格となっています。

日本における温室効果ガス排出量の割合

私たちの生活する社会の中で、二酸化炭素が排出されるのはどのような場面でしょうか。
 

  • 発電所
私たちの社会に欠かせない電力をつくっている発電所。石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料を燃やして発電する火力発電は、多くの二酸化炭素を排出しています。
  • 工場
私たちの生活を支える工業製品をつくる工場では、機械を動かすために電力が使われます。また建設現場ではクレーン車を動かすためにガソリンが使われ、二酸化炭素が排出されます。
  • 企業
照明、パソコンやオフィス機器などに電力が使われています。また、移動のために車を使うことでガソリンが消費され、二酸化炭素が排出されます。
  • 商業施設
大きなビルを明るくするための照明には大量の電力が使われています。また、広い施設の温度を調整するためのエアコンにも大量の電力が必要です。
  • 乗り物(飛行機、電車、船、トラック、自動車)
私たち自身の移動や、生活に必要なものを運ぶために、さまざまな乗り物が使われます。これらの乗り物は燃料を燃やして動力にするため、多くの二酸化炭素を排出します。
  • 家庭
照明、テレビ、エアコンや冷蔵庫など、さまざまな電気製品に電力が使われています。おふろやトイレ、洗面や台所で使われる水をきれいにするのに、浄水場で電力が使われています。

 

日本の部門別二酸化炭素排出量

日本の部門別の二酸化炭素排出量は産業部門(工場等)が一番多く、次いで運輸部門(人や物の輸送・運搬)、業務その他部門(商業・サービス・事業所等)、家庭部門となっています。

日本の部門別二酸化炭素排出量の割合

(注)間接排出量とは、電気事業者の発電に伴う排出量を、電力消費量に応じて最終需要部門に配分した後の値です。


産業部門や運輸部門、業務その他部門では近年減少傾向にあります。一方、コロナウイルス感染症の感染拡大の影響もあり、家庭部門では増加傾向にあるため、脱炭素社会に向けた一層の取り組みが必要です。

日本の部門別二酸化炭素排出量の推移

2020年度の日本の部門別二酸化炭素排出量の詳細は以下の通りです。( )内は2019年度(令和元年度)との比較です。
・全部門合計:10憶4,400万トン(6,390万トン、5.8%の減)
・産業部門(工場等):3億5,600万トン(3,120万トン、8.1%の減)
・運輸部門(人や物の輸送・運搬):1億8,500万トン(2,100万トン、10.2%の減)
・業務その他部門(商業・サービス・事業所等):1億8,200万トン(890万トン、4.7%の減)
・家庭部門:1億6,600万トン(720万トン、4.5%の増)

家庭から排出される二酸化炭素

家庭から排出される二酸化炭素がどのような場所から発生しているのか、詳しく見てみましょう。

  • 発電所
私たちが家庭で使う電力をつくるとき、発電所から多くの二酸化炭素が排出されます。
  • 浄水場
私たちの家庭に送られる水をきれいにするために、浄水場では多くの電力が使われています。
  • ガス工場
私たちが使うガスがつくられるときに、工場では二酸化炭素が排出されます。
  • 下水処理場
お風呂やトイレなどから流れた下水をきれいにするため、下水処理場で電力が使われます。
  • ごみ焼却施設
家庭から出たごみを収集・運搬するための車に、ガソリンが使われています。また、ごみ焼却場でごみを燃やすときにも二酸化炭素を排出します。
  • 自動車
自動車で移動すると、燃料が使われて、二酸化炭素を排出します。


家庭で排出される二酸化炭素のうち、約半分が電気からのものです。電気の使用量を減らすための工夫をすることで、家庭からの二酸化炭素排出を減らすことができます。

家庭からの二酸化炭素排出量の円グラフ

家庭の中で電気をたくさん使っている電化製品は、多い順にエアコン、冷蔵庫、照明機器、テレビとなっています。
これらの電化製品の使用方法を工夫することで、電気の使用量を効率的に減らすことができます。
⇒温暖化対策(緩和策)のページへ

家庭内で電気を多く使用している電化製品の円グラフ

お問い合わせ

環境局環境部ゼロカーボン推進課

所在地: 〒700-8554 岡山市北区大供一丁目2番3号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1282 ファクス: 086-803-1423

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