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日本の気温、雨量、海面水位等の過去・予測・影響

[2022年11月21日]

ID:42486

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進行する「地球温暖化」によって日本の気温、雨量、海面水位がどのように変化しているのか、その影響についてお伝えします。


進行する温暖化の現状と予測

気温の上昇

上図に示す通り、1990年以降の日本の平均気温偏差は大きく上昇しています。

今後も温暖化が進行し続ける場合、100年あたり「1.28℃」のペースで上昇していくことが予測されています。

雨量の変化

1年を通して雨が降る日(1日の降水量1.0mm以上)は減少していますが、100mm以上の大雨が降る日数は増加しています。


21世紀末にかけて、雨が全く降らない日数と短時間の強雨発生回数は、全国的にさらに増加していくと予測されています。

海面水位の上昇

出典:国土交通省 気象庁

海面水位は、1901年~1971年は年間1.3ミリメートルの上昇ですが、1971年~2006年は年間1.9ミリメートル、2006年~2018年になると年間3.7ミリメートルと、急速に上昇を続けています。


地球温暖化による影響

環境の変化によって人々の生活や自然に以下のような影響があります。

気温の上昇による影響

  • 熱中症や脱水症状リスクの増加
  • 無降水日の増加や降雪量の減少による水不足
  • 農産物の収穫量と品質低下
  • 感染症媒介蚊の生息域拡大

気温上昇により、年間の真夏日・猛暑日が増加し、熱中症や脱水症状になる人が年々増加傾向にあります。

また、長期間雨が降らない日が続いたり、寒冷地域で雪が降らないことによる河川流量の減少によって、給水の需要が追いつかず断水するリスクが高まっています。

気候の変化によって、これまで栽培できていた作物が適応できず生育できなくなったり、感染症媒介蚊の北上による感染拡大リスクが増加しました。

感染症になる可能性のあるヒトスジシマカの画像

感染症を引き起こすヒトスジシマカ

完全に水がなくなってしまった川の画像

渇水し水がなくなった川

雨量の変化による影響

  • 建物の損壊・浸水、道路の冠水や崩落、土砂崩れ、河川の氾濫による死者や行方不明者・軽重傷者の発生
  • 停電や断水の増加によって日常生活が困難になる


近年、災害級の大雨により被害を受ける地域が多くなってきています。

2018年には「平成30年7月豪雨(西日本豪雨)」があり、災害が複合的に発生することによって広範囲にわたり、多大な人的被害が生じました。

西日本豪雨によって崩れ落ちてしまった道路の画像

崩れ落ちた道路

西日本豪雨による土砂崩れの画像

土砂崩れによってふさがれた道

海面水位の上昇による影響

  • 都市の水没
  • 高潮災害のリスク増加
  • 砂浜の消滅


海面の上昇によって、海抜の低い海岸線や沿岸部は水没する可能性があります。

また、台風などの低気圧が近づいた場合、海水が堤防を超える確率が高まり、沿岸部一帯が浸水するといった懸念もあります。

日本の場合、海面が1m上昇すると、海水浴場などの砂浜が約9割失われてしまうと推測されています。

堤防よりも高い潮が襲い掛かる様子

堤防を越える高潮

大雨によって冠水した道路の様子

出典:国土交通省 冠水した道路

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環境局環境部ゼロカーボン推進課

所在地: 〒700-8554 岡山市北区大供一丁目2番3号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1282 ファクス: 086-803-1423

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