6.松山長昌寺地蔵石仏(まつやまちょうしょうじじぞうせきぶつ) 前へメニュー次へ
写真(全形)
全形
 岡山市大安寺にある。県指定の文化財である。地上露出部分が高さ約5m、正面の最大幅約3mの花崗岩に、花頭窓風の輪郭をつけて龕を彫りくぼめ、内部に蓮座に立つ地蔵立像を刻みだし、頭光を線刻している。いわゆる磨崖物である。
 像の両脇には銘文があり、向かって右側には「松山長昌寺応永十年(1402)四月廿四日始」、向かって左側には「同十九首夏十三 幹縁長昌上人記」とある。銘文の長昌寺の場所は不明である。
地図

位置

見学 JR「大安寺」駅下車、徒歩5分
参考文献 巌津政右衛門『岡山市の石造美術』日本文教出版株式会社 1973年

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