土木巧者津田永忠と犬島
  −津田永忠と犬島の出会いの時代背景−
   
    江戸時代の国教「儒学」
池田光政の儒教主義政治
津田永忠の出自・生い立ち・仕官
藩主中心の近世領国制の登場
津田永忠の和意谷墓地築造と犬島
まとめ
はじめに
 歴史についての勉強は、いろいろ個々の史実を多く知っただけでは十分ではありません。史実を多く知ることは大事なことですが、その史実が、いつの時代の、どんな社会の出来事であり、どういう理由で発生するようになったかを、一緒に知らないと、本当の理解ができたとは申せません。
 そのため、少し理屈っぽくなりますが、岡山藩隋一の忠誠の士で、大土木事業家であった津田永忠が、私たち犬島と出会うようになった因縁(歴史的必然性)に重点をおいて、彼と犬島を紹介しようと思います。
東備歴史研究協議会 会長 仙田 実

岡山シティミュージアム デジタルアーカイブ 岡山シティミュージアム
※平成12年11月28日(火)、岡山市立山南公民館で講演をした内容を中心に、まとめていただいたものです。
※写真は、写真家 近田陽子さんの協力によるものです。
※著作権は、岡山市及び仙田実、近田陽子に属します。
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