嵯峨御流
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野口 美枝甫

作品解説

 生花をいける器として、基本的に用いられるのが、寸渡(ずんどう)です。竹を材料に寸法を割り出してつくられています。
 写真で紹介している花器は、橋杭(はしぐい)と呼ばれるもので、下の方に打ち抜きがされています。橋杭は、橋桁を支える杭のことですが、花器としての意味は、法橋の意味で、未だ縁なき人を導き渡すことを示すもので、橋は道、杭は法を意味します。

花材