嵯峨御流
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坂井 永園

作品解説

 大沢の池の周りを囲んで樹木が池の方へあるいは堤の方へ枝を張らせています。そうした自然観察から生まれたのが水盤を池にたとえた盛花です。
 当流では、花材の出生をいかすようないけ方を試みます。主になる枝を立てたり、斜めに倒したり、花材によって生ける花態も変ってきます。
 写真は、真っすぐに伸びる金明竹、その特長を生かすように足元を引き締めていけ上げた作品です。

花材 金明竹、薔薇、菜の花