みすゞとふるさと長門 (金子みすゞ生誕100年)

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みすゞとふるさと長門(金子みすゞ生誕100年) (山口県)

画像 ふるさと切手 「みすずと ふるさと長門」
種類 80円郵便切手
意匠(左) 金子みすゞ
(右) 「大漁」の詩
版式刷色 グラビア5色(2種連刷)
印面寸法 縦32.5mm 横25.2mm
シート構成 20枚(縦5枚・横4枚)
発行日 平成15年4月11日(金)
原画作者 尾崎眞吾(イラストレーター)

 金子みすゞ(本名 金子テル)は、明治36年(1903)山口県大津郡仙崎村(現在の長門市)に生まれ、大正末期から昭和の初期に優れた童謡作品(詩)を発表して、西條八十(さいじょうやそ)に「若き童謡詩人の巨星」と称賛されましたが、26歳の若さでこの世を去りました。
 没後、その作品は散逸していましたが、昭和57年(1982)に遺稿集が見つかり、以来、その優しさに貫かれた詩句の数々は、大きな感動をもって人々の心に広がり続けています。
 切手のデザインは、みすゞの詩に登場し、長門市の観光名所である青海島の「花津浦(はなづら)」周辺の海を背景に、左側にみすゞが20歳のころの肖像を、右側に代表的な詩「大漁(たいりょう)」の冒頭部分を描いています。「大漁」の詩には、捕鯨や漁業を生業としながらも、鯨や魚を弔うことを忘れない仙崎の人々の心が込められています。


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