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みすゞとふるさと長門 (金子みすゞ生誕100年) |
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みすゞとふるさと長門(金子みすゞ生誕100年) (山口県)
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金子みすゞ(本名 金子テル)は、明治36年(1903)山口県大津郡仙崎村(現在の長門市)に生まれ、大正末期から昭和の初期に優れた童謡作品(詩)を発表して、西條八十(さいじょうやそ)に「若き童謡詩人の巨星」と称賛されましたが、26歳の若さでこの世を去りました。
没後、その作品は散逸していましたが、昭和57年(1982)に遺稿集が見つかり、以来、その優しさに貫かれた詩句の数々は、大きな感動をもって人々の心に広がり続けています。
切手のデザインは、みすゞの詩に登場し、長門市の観光名所である青海島の「花津浦(はなづら)」周辺の海を背景に、左側にみすゞが20歳のころの肖像を、右側に代表的な詩「大漁(たいりょう)」の冒頭部分を描いています。「大漁」の詩には、捕鯨や漁業を生業としながらも、鯨や魚を弔うことを忘れない仙崎の人々の心が込められています。