丸端橋(まるはしばし)

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津田永忠は新たな新田確保のために吉井川から旭川に至る新しい川を開削した。これが倉安川である。灌漑だけでなく舟運のための工夫も凝らされ、吉井川筋と岡山城下を結ぶ運河として重要な機能を果たした。県道の海吉交差点の北にある丸端橋の橋の下には幅30〜40センチの石で造った道がある。倉安川を行き来する船を川の両岸から綱で引いていた船頭が、橋の所にやってくると岸から綱を引けないため、橋の下にあるこの道を通って船を引っぱっていたからである。これを船頭道という。