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操山周辺でイノシシが出没しています!!

[2023年1月20日]

ID:32308

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操山にはイノシシが生息しています!

「昔は、操山にイノシシはいなかったのに、最近はイノシシの姿をよく見る。」と多くの出没情報が周辺にお住まいの方から寄せられています。怖いイメージがあるかもしれませんが、イノシシは本来臆病な動物で、人の話し声や物音を聞くと、ほとんどの場合逃げていきます。必要以上に心配せず、正しい対処法を学びましょう。

不意にイノシシに出会ったら?

不意にイノシシに出会ってしまった場合、イノシシから目を離さず、ゆっくり後退し離れ、静かに立ち去るなど、イノシシを刺激しないようにしましょう。また、イノシシは視力が弱いため、樹木や壁に寄り添って立つことでやり過ごすことができます。

イノシシへの正しい対処法

地域での対応を考えよう!

その1 まずは地域で出没情報共有

イノシシが出没した場所、時間、頭数、大きさ等を地域のみんなで情報共有しましょう。

その2 みんなで勉強!

イノシシの生態や習性を知り、何が出没する原因となっているのか、地域のみんなで理解することが重要です。そのうえで、自分たちで何ができるのか考えていきましょう。

その3 エサを野外に放置しない!

 捨てられた野菜くずや取り残した野菜、柿・みかんなど収穫しない果実、お墓のお供えものなどを食べられても何も対応しないと、イノシシに安全に食べられるエサとして学習させてしまっています。エサとなるものを野外に放置しないようにしましょう。

その4 隠れる場所をなくす!

隠れ場所は、イノシシが身の安全を守る場所ということの他に、エサ場までの通路にもなっています。出没している場所を特定し、ヤブを刈り払う、侵入経路を塞ぐなどの対策を行いましょう。

その5 防護柵を設置する!

イノシシは縄張り意識が弱く、一度でも侵入し荒らした場所には、次々と現れます。トタンやネット、金網(ワイヤーメッシュ)を使った柵、電気柵などの侵入を防ぐ防護柵が効果的で、イノシシの高い身体能力にあわせて十分な強度を持たせる必要があります。

その6 人の気配で追い払う!

とにかく人慣れをさせないことが重要です。「人は怖い」と思わせることが重要です。根気よく地域で連携し追い払いましょう。音で驚かせるなど自分でできる工夫をしましょう。ヤブの中に隠れているイノシシには、活発に動く人間の姿を見せるのが最も効果的です。被害を受けやすい場所では、定期的に見回るなど、人の気配をイノシシに感じさせるようにしましょう。(ただし、追い払いはイノシシが目の前にいないことが前提です。目の前にいる場合は、刺激しないように静かに遠ざかるようにしてください。)

イノシシの生態を知ろう!

身体的特徴

鼻が敏感で、周囲の臭いや感触をさぐる際に使われる一方、地面を掘ることもできます。鼻で押し上げる力によって70キログラムの石を簡単に動かすことができます。体毛は太く、剛毛で、電気を通しにくくなっています。ジャンプ力があり、垂直に1.2mの高さを飛び越えるだけでなく、20センチメートルの隙間もくぐり抜けます。体長・体重は成獣で1ⅿ・80キログラムを超える個体もいます。

イノシシの食性

味が濃厚で甘みが強いものが大好物。農作物のほか、昆虫の幼虫やミミズ、ネズミなどの小動物など何でも食べる雑食性。繊維質が消化できないため、堅い草や木は食べません。

イノシシの行動

本来は昼に行動する動物ですが、人の影響が少ない夜間に活発に行動します。特定のねぐらは持ちませんが、落葉広葉樹林や茂み、耕作放棄地や竹林など食料になるものが豊富にあり、身を潜められる場所を好みます。記憶力が良く、侵入に成功した仲間の行動を真似するなど、高い学習能力を持ちます。本来、臆病で注意深く、警戒心が強いため、あまり人前に姿を現しません。通り慣れたけもの道を往復して移動します。反面、いったん慣れると大胆不敵にもなります。

イノシシが増える時期は?

交尾期は年1回で12〜2月頃、出産期は4〜6月頃。満2歳で初産を迎え、毎年2〜8頭を産みます。寿命はオスが6歳、メスが10歳程度です。7〜9月頃はイノシシの子(ウリ坊)が成長するため、活発に捕食し、土地の掘り返しなどを頻繁に行います。

大規模柵を設ける、捕獲する!

農作物被害が発生している場合、町内会の合意のもとで、大規模防護柵または捕獲柵(檻)の設置を考えてみましょう。ただし、大規模防護柵は、柵が道路等を分断したり、柵内にイノシシの潜む場所ができやすくなること、捕獲柵(檻)は、町内会員による寄せエサの取り替え、捕獲確認のための見回りが必要となるため、よく考えないといけません。設置後の管理について、設置前に町内会で話し合い、取り決めをしましょう。

大規模柵・捕獲柵(檻)ともに、市の補助金を利用できる場合もありますので、中区役所農林水産振興課までご相談ください。

(参考)操山周辺には、令和5年1月現在、捕獲柵(檻)が19基設置されています。

お問い合わせ

中区役所 中区役所農林水産振興課 総務係

所在地: 〒703-8544 岡山市中区浜三丁目7番15号 [所在地の地図]

電話: 086-901-1622 ファクス: 086-901-1624

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