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金蔵山古墳の円筒埴輪

[2010年2月3日]

ID:5396

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収蔵品紹介 第17回

金蔵山古墳の円筒埴輪
  • 名称
    円筒埴輪
  • 出土遺跡
    金蔵山古墳
    岡山市中区沢田~円山
  • 時期
    古墳時代中期

金蔵山古墳は操山のほぼ中央部に位置する、墳長は165mを測る大型の前方後円墳です。古墳時代中期初頭(4世紀末~5世紀初頭)の築造といわれ、当時近畿より西では最大の古墳でした。
この円筒埴輪は、2000年に古墳の墳端部分の一部が崩れ露出したものです。埴輪は後円部の墳端に並べられていたもので、口縁部が接するほど密集して並べられていました。埴輪はタガが3本で、高さ約50センチメートル、口径約30センチメートルを測ります。下から3段目の段には2方向に半円形の透かし孔があります。タガの貼り付け、割付の技法に畿内的な特色が見られるなど注目されます。
また、金蔵山古墳は後円部墳頂に2基の竪穴式石室とそれを囲む方形の埴輪列、豊富な形象埴輪群で有名ですが、この後円部墳頂の埴輪列の埴輪は、今回紹介した埴輪などより時期的に新しい特徴を持っており、両者の関係も課題となっています。

このページに関するお問い合わせ先

岡山市埋蔵文化財センター

電話:086-270-5066 ファクス:086-270-5067
所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く
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午前9時から午後4時30分まで
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