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新庄尾上遺跡の絵画土器

[2010年2月3日]

ID:5200

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収蔵品紹介 第61回

新庄尾上遺跡の絵画土器
  • 名称
    壺形土器(絵画土器)
  • 出土遺跡
    新庄尾上遺跡
    岡山市北区御津新庄
  • 時期
    弥生時代中期

新庄尾上遺跡は旧御津町に所在する弥生時代中期後半の集落遺跡です。発掘調査の結果、廃絶された竪穴住居から、絵画土器が出土しました。
弥生時代には、土器に人や動物を描いたものが出土することがあります。このような土器を絵画土器とよびます。今回紹介する新庄尾上遺跡から出土した絵画土器は人間にクチバシとトサカ状の装飾が描かれていることから、鳥に扮した人を表現しているとみられます。このような表現のされ方からみて、「祭り」などの非日常的な様子を描いた可能性があります。弥生時代の絵画は今回紹介した土器のようなもののほかに、木製品や銅鐸など様々なものにほどこされています。絵画土器は近畿地方を中心とする西日本に広くみられます。絵画の表現法は単純な線刻が主流ですが、絵画土器は当時の人々の風習を知る上で重要なてがかりになります。

このページに関するお問い合わせ先

岡山市埋蔵文化財センター

電話:086-270-5066 ファクス:086-270-5067
所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く
開庁時間:月曜日から土曜日(ただし、祝祝日および年末年始の休日をのぞく。)
午前9時から午後4時30分まで
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