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百間川沢田遺跡出土の土器棺

[2010年2月3日]

ID:5094

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収蔵品紹介 第38回

百間川沢田遺跡出土の土器棺
  • 名称
    土器棺
  • 出土遺跡
    百間川沢田遺跡
    岡山市中区藤原~沢田
  • 時期
    弥生時代前期

百間川沢田遺跡では、弥生時代前期の墓地を調査しました。この時代の墓は、基本的に地面を掘りくぼめただけで、そのまま葬った土壙墓、木棺に入れて葬った木棺墓、石棺に入れて葬った石棺墓などがあります。とくに、子供の死に際しては壺や甕に入れて葬ってあり、土器棺墓とよんでいます。しかし、南方釜田遺跡では全長が50センチメートル前後の木棺墓や、南方上伊福九ノ坪遺跡では子供の土壙墓がみつかっており、子供すべてが土器に入れて葬られたというわけではなさそうです。年齢差、性差などの様々な要因によって埋葬方法が決定されていたことをうかがわせます。
いずれにしましても、県下において弥生時代前期の土器棺の発見例は少なく、当例は当時の埋葬を研究する上で貴重な資料といえます。

このページに関するお問い合わせ先

岡山市埋蔵文化財センター

電話:086-270-5066 ファクス:086-270-5067
所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く
開庁時間:月曜日から土曜日(ただし、祝祝日および年末年始の休日をのぞく。)
午前9時から午後4時30分まで
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