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吉備津杉尾西遺跡出土の玉随製掻器

[2010年2月3日]

ID:5036

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収蔵品紹介 第27回

玉随製掻器
  • 名称
    玉随製掻器(ぎょくずいせいそうき)
  • 出土遺跡
    吉備津杉尾西遺跡
    岡山市北区吉備津
  • 時期
    旧石器時代

岡山県南部では、旧石器時代に使われた石器がしばしば採集されています。しかし、岡山県南部において、発掘調査によって旧石器時代の石器が出土する例は極めて少ないことです。吉備津杉尾西遺跡では、旧石器時代に使われた石器が多く出土しました。今回紹介する掻器も旧石器時代に使われたと考えられる石器の一つです。剥片のまわりを細かく打ち欠いて加工しています。掻器は、皮なめしに使用されたと多くの研究者が考えています。この石器は玉髄という石材によって作られています。岡山県南部ではあまり見られない石です。玉髄は採集できる産地が限られており、この石器の石材は、島根県の産地に由来する可能性が高いと考えられます。

このページに関するお問い合わせ先

岡山市埋蔵文化財センター

電話:086-270-5066 ファクス:086-270-5067
所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く
開庁時間:月曜日から土曜日(ただし、祝祝日および年末年始の休日をのぞく。)
午前9時から午後4時30分まで
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