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西祖山方前遺跡出土の鉄滓

[2010年2月3日]

ID:5018

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収蔵品紹介 第24回

鉄滓
  • 名称
    鉄滓
  • 出土遺跡
    西祖山方前遺跡
    岡山市東区西祖
  • 時期
    古墳時代後期?

鉄滓は製錬・・・鉄を作る際にでる、鉄を取り出した後の残りかすで、製鉄関連遺跡を調査すると場合によっては大量に出土します。そういった意味で、「一品」とは言い難いものですが、「真金吹く」と詠われた吉備にふさわしい出土品といえます。
西祖山形前遺跡は吉井川西岸の山裾に所在する遺跡で、時期は不明ですが製鉄炉が見つかっています。この製鉄炉は、箱形の炉に廃滓溝や防湿のための周溝が取り付く古い形態のもので、総社市奥坂遺跡群の製鉄炉に匹敵する、六世紀後半から末にさかのぼるものである可能性があります。周辺には多くの製鉄関連遺跡が見つかっており、こうした風土が後に備前刀の発達につながっていくのでしょうか。

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岡山市埋蔵文化財センター

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所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く
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午前9時から午後4時30分まで
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