ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

Language

レジオネラ症防止対策

[2010年6月21日]

ID:18644

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

レジオネラ症は、レジオネラ属菌が原因で起こる感染症です。公衆浴場の適切な衛生管理を行い、レジオネラ症の発生を予防しましょう。

レジオネラ症

レジオネラ症は、レジオネラ属菌に汚染された細かい霧やしぶき(エアロゾル)を吸い込むことによって、細菌が感染して発症します。一般に軽症なポンティアック熱と、重症な肺炎を引き起こすレジオネラ肺炎があります。特に問題となるのがレジオネラ肺炎です。

レジオネラ肺炎の症状

  • 全身倦怠感、頭痛、食欲不振、筋肉痛などの症状に始まり、咳や38度以上の高熱、悪寒、胸痛、呼吸困難が見られます。また、意識レベルの低下、幻覚、手足が震えるなどの中枢神経系の症状や、下痢がみられることもあります。
  • 急速に重症になり、命にかかわることがあります。
  • 高齢者や免疫力の低下した人が発症しやすいといわれています。

レジオネラ属菌

レジオネラ属菌の画像

レジオネラ属菌の電子顕微鏡画像

  • 自然界の土、川、湖などに生息しています。
  • 20度から45度の範囲内で増殖できるといわれています。
  • 浴槽や配管の内壁等にぬめり(生物膜・バイオフィルム)があると、そのぬめりに生息するアメーバなどの体内で増殖します。
  • 人から人へ感染することはありません。

レジオネラ症防止対策

レジオネラ症の発生を予防するためには、浴槽や配管など、レジオネラ属菌が増殖しやすい場所の衛生管理を徹底することが重要です。レジオネラ属菌はぬめり(生物膜・バイオフィルム)に生息するアメーバなどの体内で増殖します。ぬめりを除去することでレジオネラ属菌の増殖を抑制することができます。

施設の維持管理ポイント

浴槽

  • 浴槽水の遊離残留塩素濃度を通常0.4mg/L程度に保ち、かつ1.0mg/Lを超えないようにしましょう。
  • 浴槽水を常に満杯状態に保ちましょう。
  • 完全換水型の浴槽は、毎日完全に換水し、その都度、清掃しましょう。
  • 循環ろ過型の浴槽は、1週間に1回以上、完全に換水し、その都度、清掃・消毒を行いましょう。

露天風呂

  • 露天風呂と屋内の浴槽水が混じり合わない構造にしましょう。

貯湯タンク

  • 貯湯温度を60度以上に保ち、レジオネラ属菌の繁殖を防ぎましょう。
  • 定期的な清掃と消毒を行いましょう。

ろ過器・循環配管

  • ろ過器は1週間に1回以上、逆洗浄をしましょう。
  • ろ過器や循環配管は1週間に1回以上、消毒を行いましょう。

ヘアキャッチャー(集毛器)

  • 毎日清掃・消毒を行いましょう。

消毒装置

  • 目詰まりをおこさないよう、装置の維持管理を適切に行いましょう。
  • 薬剤タンク内の残量を確認し、薬剤をきらさないようにしましょう。

気泡発生装置・ジェット噴射装置

  • 空気取入口から土ぼこりが入らないようにしましょう。

打たせ湯、シャワー

  • 打たせ湯、シャワーは、循環水は使用しないでください。

水質検査

  • 原水や浴槽水のレジオネラ属菌などの水質検査を、1年に1回以上行いましょう。
  • 水質検査結果は3年間保管しましょう。

管理記録

  • 換水、清掃、消毒などの管理記録をつけましょう。
  • ろ過装置、消毒装置などの管理記録をつけましょう。
  • 記録は、3年間保存しておきましょう。

関連リンク

レジオネラ症防止対策は、以下のリンクもご参照ください。

お問い合わせ

保健福祉局保健所衛生課 環境衛生係

所在地: 〒700-8546 岡山市北区鹿田町一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1258 ファクス: 086-803-1757

お問い合わせフォーム