大腸がんにかかる方は増加しており、日本人のがんによる死亡数は男性で肺がんに次ぐ2位、女性では1位を占めています。
大腸がんは早期のうちに治療すれば、95%以上が治ります(ここでいう「治る」とは診断時からの5年生存率です)。しかし、大腸がんは、早期のうちは自覚症状がほとんどありません。だから、1年に1回の大腸がん検診を受けて、早期発見・早期治療することが大切です。
大腸がん検診は、便に潜む血液の有無を調べる便潜血検査(便検査)です。
自宅で検査キットを使い、便の表面をこすり取る簡単な検査です。2日間の検査キットを医療機関に提出すると、約2週間から3週間後結果がでます。
資材提供:NPO法人ブレイブサークル運営委員会
岡山市に居住している40歳以上の方
ただし、職場で大腸がん検診を受診する機会がある方を除く
毎年6月から12月末まで(実施医療機関の休診日を除く)
「要精密検査」になった方は、医療機関を受診してください(精密検査は保険診療になります)。
精密検査は一般的に肛門から内視鏡を挿入して大腸を詳細に調べる「大腸内視鏡検査」をします。早期に見つかった大腸がんであれば、検査と同時にがんやポリープを取ることもできます。
「痔だから」「生理だから」と思いこまず、必ず精密検査を受けましょう。
資材提供:NPO法人ブレイブサークル運営委員会
岡山市では大腸がん検診以外に、肺がん検診、胃がん検診、子宮頸がん検診、乳がん検診を実施しています。
対象年齢・検診費用等は「がん検診・特定健診・後期高齢者等健診トップページ」からご覧ください。
また、岡山市国保に加入されている40歳以上の方は、特定健診とがん検診を同時実施できる医療機関一覧があります。1年に1回、特定健診とがん検診をあわせて受診しましょう。