岡山の塔建築

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備中国分寺五重塔

重要文化財

方三間五重の本瓦葺。県下唯一の五重塔。江戸時代後期の文政4年(1821)から弘化年中まで、20数年をかけて建立されたもので、奈良時代の備中国分寺の塔とは別のところに建っています。
総高約34メートルで、三層までは総欅(けやき)造りですが、四・五層は松材が主体となっています。
心柱(しんばしら)大面取(おおめんど)りをした松材が用いられており、床下の礎石から塔の心を貫いて相輪(そうりん)に達しています。

平成2年秋から行われた「平成の大修理」が終わり、平成6年2月20日落慶法要が行われました。
撮影 平成6年2月21日 堀家 純一

 

 

 

 

 

 

 

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