トップ目次4.様々な取り組み [前] [次]
1) 岡山市環境保全審査会による保全対策検討
学識経験者により、スイゲンゼニタナゴ保全対策の基本方針および水路工事での配慮事項を検討した。
2) 採集者対策
地元町内会の協力で看板を設置。チラシなどによる周知活動。
地元有志によるパトロール・通報の協力
写真 看板 写真 チラシ
3) スイゲンゼニタナゴ検討委員会
写真 検討委員会 学識経験者、地域、自然保護団体、改良区、各関係行政機関で情報交換と試験的な保全策の実施のための検討会を設置。
4) 市民団体による生息地調査
写真 市民団体による調査 岡山淡水魚研究会が、市内のスイゲンゼニタナゴ生息状況を調査。
5) 川掃除へのボランティア参加
写真 川掃除に参加 生息地水路の地域の方が行う、春、秋の川掃除に高松農業高校、保護団体等が参加。
6) 市民による保護増殖活動
写真 写真
倉敷水辺の環境を考える会の指導により、高松農業高校、矢掛高校などがスイゲンゼニタナゴの保護増殖について研究。
7) 啓発活動
写真 写真
生息地域の公民館主催水辺教室や、地域の祭などでスイゲンゼニタナゴをPR。
8) 環境配慮型の事業手法の採用
パンフレット表紙の画像 写真
生息地水路は、岡山市環境保全審査会報告に基づいて地元協議を行い、環境配慮型の工法を採用しています。
このような取り組みの中で・・・
種の保存法の指定の後、県条例の制定なども含め野生生物保護の制度化が進みました。
一方、土地改良法改正など公共事業での環境配慮の機運も高まりました。
自然保護、農業、開発等の様々な立場の人たちが、お互いに保全水準の合意点を探り、高めていくことが重要です。
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岡山シティミュージアム デジタルアーカイブ, Okayama City