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経緯
平成12年1月、高松地区の土地改良事業の進む水路で確認。改良区と協議を始める。
以降、地元、事業者、学識関係者、関係機関との協議により保全対策を進める。
平成14年9月、種の保存法の国内希少野生動植物種に指定され、法律で保護の対象となる。
写真 水路
スイゲンゼニタナゴ
写真 スイゲンゼニタナゴ 地図 スイゲンゼニタナゴの分布
日本では、兵庫県千種川から広島県芦田川の山陽地方に生息。韓国にも生息。
平野部の緩やかな細流に生息。最も小さいタナゴ成魚で約4センチメートル。尾びれからエラにかけての青い筋が特徴。
農業用水路のコンクリート化や河川改修による生息環境の悪化により激減。業者等による大量採取が追い打ちをかける。
保全上の課題
生息状況が未解明
生息環境が、土地改良事業で地域が求める構造と相反する。
開発・事業における環境や配慮手法の確立が必要
生息水路の維持管理の負担(誰が維持するのか)
密漁者対策
→保全対策は様々な主体の協力が必要。
協働による保護事業(カメンタープロジェクト)実施
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岡山シティミュージアム デジタルアーカイブ, Okayama City