郷土の先人・犬養木堂は、「教育は国家百年の大計」という表現のもととなった、中国春秋時代の管子のことば「終身の計は人を樹(う)うるに如(し)くは莫(な)し」を引いて、『樹人』という書を遺されました。

　まちづくりは人づくり、人づくりはまちづくりです。百年先を見据え、教育を通じて、未来の郷土、ひいては世界の発展の基礎を築いていくことが岡山市の使命であり、先人の教えを胸に刻み、社会全体「オール岡山市」で人づくりに力を注ぎます。

「岡山市教育大綱」より

岡山市教育大綱（ダウンロード用）

下の図は、岡山市が目指す教育のイメージを表したものです。　岡山市では、「岡山っ子育成条例」に基づき、家庭、学校園、地域社会が協働して、「自立に向かって成長する子ども」の育成に当たっています。予測困難で変化の激しい時代だからこそ、「自立に向かって成長する子ども」を、第2期岡山市教育大綱で示された目指す子どもの姿「自らの個性を磨き、選択と挑戦を繰り返すことができる子ども」と重ね合わせ、育てていくことが大切です。そのため、「中学校区を単位とした学校園一貫教育（岡山型一貫教育）」と「岡山市地域協働学校」を中心につながりを大切にした取組を推進しています。

「岡山型一貫教育」では、中学校区ごとに、目指す子ども像を共有し、指導方針を就学前から中学校教育等まで一貫させる学校園同士の縦のつながりをつくります。

「岡山市地域協働学校」では、中学校区を一つの地域と見なし、保護者や地域住民等が学校運営に参画し、協働で子どもたちの豊かな学びと育ちを実現するための横のつながりを強化します。

　これらを２つの柱として、縦のつながりと横のつながりが織りなす教育により、子どもたちが自立に向かう力を育んでいきます。

岡山市の一貫教育（ダウンロード用）

○岡山市の教育に夢と希望をもち、使命感に燃えている人

○子どもへの愛情をもち、自らも成長していくことができる人

○子どもの知・徳・体のバランスのとれた力を向上できる専門的な知識・技能のある人

○中学校区を単位とした学校園一貫教育（岡山型一貫教育） と岡山市地域協働学校の趣旨を理解し、実践することができる人

○社会の変化や新しい教育課題に柔軟に対応できる人

○豊かなコミュニケーション能力、社会人としての良識をもち、他者と協調できる人