【建物情報】
【解説】
旧陸軍施設のあった岡山大学津島キャンパスは、空襲などによる建物破壊からまぬかれた洋風建築が多く残されており、いわゆる「軍事遺跡」としても貴重。建築当時は北棟、南棟があり、正面入り口あたりのデザインも建築当時とは異なる。現役のころは、この建物の左右、コの字型に北棟、南棟が建てられていたが、老朽化→解体計画→保存運動の中で正面部分だけが残された。しかし、内外装ともに大きく手が加えられており、当時の面影はほとんど残されていない。しかし、正面2階部分のトライアンギュラーペディメント(三角形の切り妻壁)や、1階と2階を分けるストリングコース(線の飾り)、縦長の上げ下げ窓などに「ハイカラ色」を打ち出している。




