【建物情報】
【解説】
直線を多用するなど全体的に、伝統技術に忠実なデザインで質実さを強調している。車で道路を走っていても目につく「赤レンガ」の建物。「三野の水源地」(三野浄水場)のシンボルとして 市民に親しまれている。
明治38(1905)年の通水開始時に造られた旧送水ポンプ室は、当時からモダンな洋風建築として知られていたが、100年以上経った現在でも気品のある姿をそのまま留めている。寄せ棟屋根の黒と、レンガ壁の赤、基礎の花崗岩の白ががコントラストをなし、直線的な印象の強い中で中央にあるかわいい木造のポーチが親しみを感じさせる。
現在は水道記念館として、岡山市の水道の歴史や水道の仕組みなどを学ぶことができるよう、一般に開放されている。


