たくさんの生き物が、お互いに関係しながらすんでいます。例えばタナゴ類の生息には卵を産み付けるイシガイやマツカサガイなどの二枚貝が必要であり、その二枚貝には幼生が成長する際に寄宿するヨシノボリなどの底生魚が必要です。また、水生植物の群落は、小さな魚や貝などの餌になるプランクトンの生息場所となっているのをはじめ、魚の隠れ家や、産卵場所でもあります。またスジシマドジョウやアユモドキなどのドジョウ類は川や用水路から灌漑期の水田に遡上して産卵するので川、用水路、水田の間を自由に往来できるような環境が必要です。