バラの分類には様々な分類法があります、例えば以下の通りです。
生態的分類で 主に一期咲きオールドローズか、四季咲きモダンローズか。 花色による ほとんどの色が存在する中でグリーン、シアン、ブルー系とグレー、ブラックは未だ開発されていない。 花径による ミニ、小輪、中輪、大輪等。 花付きによる 単花性、房咲き性等。 花弁の形状 丸弁、剣弁等。 花弁の数から 一重(5枚)、八重等(多い物は100枚)。 咲き方から 八重咲き、盃状咲き、カップ咲き、高芯咲き等。 香りの有無で 無香、微香、強香(香りの種類は大きく分けて5種)。 木の形態から 蔓性、木立性(直立性、開状性)等。 栽培目的から 生け垣用、修景用、切り花用、農産用、薬用、香料用等。 ざっと取り上げても上記のような分類法があります、他に蕾の形状、葉の様子、木の大きさ、棘の多い少ない等、これら条件を複合的に組み合わせ、求める側の要望で分類するとかなり複雑な様相を呈します。
次ぎに一般的バラの分類法を簡単に説明します、即ち我々が頻繁に目にする現代バラ(モダンロ−ズ・四季咲き改良品種)の分類法です。形状は、大きく分けて、木立性とつる性とが有り、又その大きさにより名称を違えています、その上当然の事ながら、花の大きさ、花色、花形、葉形、葉状、加うるに〔香り〕の有無、其のあたりが古今を問わず園芸界で最多品種を誇る[バラ]の面目躍如たる所でもあります。
木立性の物で大きい木は3m、 つる性の物で大きい物は6mの物も有ります
現代バラの品種を大きく分けると、以下のようになります。
第一分類 第二分類 英略 花径 木立バラ(ブッシュ) ハイブリッドティー H.T 12p以上 グランディフローラ Gr 10〜12p程度 フロリバンダ Fl 5〜10p程度 ポリアンタ Pol 3〜5p程度 ミニチュア Min 1〜3p程度 つるバラ(クライマー) 上記木立性と同じ様につる性のバラがあります
これらは木立性呼び名の前に「Cl」クライミングを付けて呼びます他に半つる性(シュラブ)とか形状により細かく分類されています。