バス車内での会話例 40才代女

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岡山弁

標準語

 女1

ちょっと。どけえ行きょーん。

ちょっと、どこへ行くの?

 女2

まあ、ええとこで会うたわあ。ちょっと聞いてん、この前から、往生しょーんよ。

まあ、いいところで会ったわ。ちょっと聞いてよ、この前から困ってるのよ。

 女1

どしたん。

どうしたの?

 女2

うちの上の子がな、今年、受験なんじゃあ。

うちの上の子がね、今年受験なのよ。

 女1

もう、そねんなるんかな。大変じゃあな。

もう、そんな年頃になったの。たいへんねぇ。

 女2

それが、勉強やこうすりゃあせんが。休みんなったら、友達から電話ぁかかってきてしゃべるばあしょーるし、静かななあ思うたら、パソコンいろうて、インターネット見ょーるし。

それが、勉強なんかしないのよ。休みになったら、友達から電話がかかってきておしゃべりばかりしているし、静かだと思ったら、パソコンいじって、インターネットしてるし。

 女1

おとーさん、なんも言うてくれんのん。

お父さんは何も言ってくれないの?

 女2

おえんわ。飲んで帰るばあで、だーれも相手にやこうしょーらんもん。

だめだめ。飲んで帰るばっかりで、誰も相手にしてないもの。

 女1

はははは、うちも、うちも。下手なカラオケ行くばあしょーる。

はははは、うちもそうよ。下手なカラオケに行くばかりしてる。

 女2

もう、受ける学校も決めにゃあいけんのに。私がひとり悩んで、胃がにがりょんよ。

もう、受験する学校も決めないといけないのに。私が一人で悩んで、胃が痛いわよ。

 女1

そねん考えるばあしょーたら、体ぁめぐよ。たまには、おいしいもんでも食べて帰ろうや。

そんなに考えてばかりいたら、体をこわすよ。たまにはおいしいものでも食べて帰ろうよ。

 女2

そうじゃな。そうそう、あそこへおいしいうどん屋ができたんよ。行てみん。

そうねぇ。そうそう、あそこにおいしいうどん屋ができたのよ。行ってみない?

 女1

あ、運転手さあん。待ってん。私らも降りまあす。

あ、運転手さん、待って!私たちも降ります。

 

岡山弁劇場