6. 妙教寺霊応殿本殿(みょうきょうじ れいおうでん ほんでん) 岡山市指定文化財

前のページへもどる目次へもどる

写真: 妙教寺霊応殿本殿(みょうきょうじ れいおうでん ほんでん)
妙教寺霊応殿本殿
 岡山市高松稲荷にある。妙教寺は一般的には「最上稲荷」と呼ばれ、日本三大稲荷の一つに数えられている。寺伝によると、報恩大師が桓武天皇の病気治癒を祈ったときに創建され、「竜王山神宮寺」と称されたとされる。その後天正十年(1582)に起こったいわゆる高松城水攻めの際に全山焼失したが、慶長六年(1601)に妙智院日円が「稲荷山妙教示」して再興したと伝えられている。その後、昭和二十九年(1954)に宗教法人山上稲荷総本山妙教寺となって現在に至っている。

 霊応殿本殿は寛保元年(1741)の上棟で、桁行三間、梁間三間、入母屋造、向拝一間付きの檜皮葺である。棟札によると、播州赤穂木津村の野村家慶、家規父子を棟梁としており、仏教建築的要素を示す神殿遺構といえる。

地図: 妙教寺霊応殿本殿(みょうきょうじ れいおうでん ほんでん)
位置

見学 中鉄バス「稲荷山」下車、徒歩10分

前のページへもどる目次へもどる