石の嫁ぎ先

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千里万博公園の日本庭園

 岡本太郎氏の太陽の塔を目指し、歩いていくと日本庭園の入口に到着しました。ここは、昭和45年に開催された日本万国博に政府が出展した施設です。日本庭園の伝統美を守って造られており、今も憩いの場所として引き継がれています。庭園の面積は26万平方メートルで東西に細長い地形に水流を配して、流れをテーマとして設計されています。
 ここにも庭園の庭石に、犬島の石を使用していると聞いていたので捜して歩きました。正面の心字池は伝統的な日本庭園で、大きな池には石を多数配置していますが花崗岩ではありません。
 はす池の側のこいの池に見覚えのある石が見えました。こいを飼っている細長い池に白い犬島石を幾何学的に配置しています。30年前にはこのような設置が流行りだったのでしょうか。それにさび石はひとつも使っていません。さび石が20年位前から重宝がられているのが証明出来たような気がしました。 伝統を受け継ぎながら未来に引き継がれている現代の日本庭園のシンボルを垣間見る思いです。

大阪万国博覧会の日本庭園

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