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中国地方の自然〜桜 |
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中国地方の自然〜桜(島根県・岡山県)
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島根県大原郡木次町を流れる斐伊川(ひいかわ)の堤防に沿って約2km連なる桜並木は、大正9年ごろから昭和の初めにかけて植栽されたもので、開花のころ、付近は花見客でにぎわいます。
「斐伊川堤防桜並木」は、ゆるやかに流れる斐伊川、それに架かる橋及び堤防の桜並木並びに背後に野山を描くことで、穏やかな春のイメージを表現しています。
岡山県総社市にある備中国分寺は、奈良時代に建立された国分寺の跡地に江戸時代に再建されたもので、その寺地にある五重塔は、岡山県唯一の五重塔です。毎年、桜をはじめレンゲや菜の花が咲くころには、春の景観を求めて多くの観光客が訪れます。
「備中国分寺五重塔」は、春霞む青空を背景にそびえる五重塔及びその前面に明るく咲く桜を描くことで、相互にそれらの美しさを引き立て、吉備路の春のイメージを表現しています。