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気軽に参加できるリトミック講座

[2022年12月9日]

ID:46315

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イラスト

まだおしゃべりができない月齢でも音楽に合わせて楽しそうに踊っているお子さんも多いと思います。そんなお子さんには、音楽を通して自由に体を動かし楽しめる「リトミック」がおすすめです。

今回は西ふれあいセンターの講座「親子リトミック」で講師を務める赤岩千恵子先生にお話を聞いてきました。

リトミックとは?

親子リトミックの画像1

スイスの音楽教育家のダルクローズが考案した、音楽を用いた教育法です。五感をフル活用させて自由に体を動かします。
音楽を通じて、リズム感、音感、表現力を育むことができ、「親子リトミック」なら親子のコミュニケーションも図れます。

どんなことをするの?

ピアノなどの音に合わせてリズムや音色、拍子の強さや弱さを感じていきます。音楽に合わせて歩く、テンポが速くなったら走る、静かな音では「シー」と言いながら足音を立てないように動く。そして音楽が止まったら、ぴたっと止まる。音を感じ取り、自ら判断して行動します。
時には自分の体だけでなく、鈴などの楽器やフープ、ボールなどいろいろな小物を使って表現をすることも。

また、ウサギのぬいぐるみが出てくると、どんな歩き方をするかな?と想像しながら、ウサギになって大きな耳をイメージしたり、ぴょんぴょんと飛ぶ真似をしたりしてその動物になりきります。

ジャンプやスキップといったバランス感覚を必要とする大きな動きだけでなく、クレパスやのり、はさみなどを使い工作をすることで細かい指先の動きを刺激します。さらに、作っておしまいではなく、そこから始まるストーリーの中で空想の世界を広げていきます。

親子リトミックの画像2
親子リトミックの画像3

この日の1歳児対象の「にじコース」では、お芋堀りをテーマに前回作ったお芋を使い想像の世界を膨らませました。お母さんの膝に座ってバスに乗り芋畑に行きました。そして芋のつるに見立てた紐を引っ張ってお芋堀り。
引っ張る向きを変えたり、もっと力を入れたり…。工夫してやっと抜けた時には「できた!」という達成感を味わうことができます。とったお芋をダンスさせたり、ブランコで揺らしたりロケットで空に飛ばしたりと展開していきます。

リトミックで身につく力とは?

  • 様々な音やリズム、拍子を聴くことで五感が刺激される。
  • 音楽に合わせることで拍や拍子を感じ取りリズム感が身につく。
  • 体を動かすことでバランス感覚が鍛えられる。
  • 感じたまま体を動かすことで表現力が育まれる。自分で考えてイメージをもって動くことで、自己肯定でき自信が持てる。
  • 集団の中で人の話を聴く力、判断力が養われ社会性・協調性が育つ。
  • 先生や保護者の真似をすることで、「やってみたい!」という好奇心と意欲が湧く。

遊びとして楽しみながら繰り返すことで、このようなたくさんの成長や効果を感じることができます。

どんな人が参加できる? 何歳からできる?

西ふれあいセンターの「親子リトミック」ではお子さんと一緒にリトミックを楽しみたいという方なら誰でも受講することができます。

※講座内容や申込方法などの詳細は下記サイトからご確認ください。

年齢ごとの発達段階に合わせてカリキュラムを組んでおり、1歳児対象の「にじコース」と、2歳から3歳児対象の「のぞみコース」の2コースがあります。お子さんと保護者の2名1組での参加となっています。

対象年齢以外の兄弟を連れての参加はできません。

親子リトミックの画像4
親子リトミックの画像5

我が子にもできるかな?

親子リトミックの画像6

「うちの子〇〇ができないけれど、大丈夫?」と心配な方も、保護者の方が危険のないように見守ることで、のびのびと自己表現ができるようになります。
ちょうど人見知りや場所見知り、イヤイヤ期と重なるときには、「やりたくない」という日もあるかもしれません。輪の中に入れない時も無理強いをせず、「この場に来ていることに意味があるんだ」と保護者の方が切り替えて、ぎゅっと抱きしめてあげてください。

その場ではできなくてもおうちに帰ってから真似をして表現をするかもしれません。ほかの子と比べずに一緒に楽しんで、できた時にできたことを認め、長い目で見てその子なりの成長を見守っていきましょう。

今回お話を聞いたのは・・・リトミック研究センター ディプロマA講師 赤岩千恵子先生

Profile
保育士時代に表現遊びのカリキュラムと出会い、その後、RMSピアノ科講師、リトミック研究センター ディプロマA講師となる。リトミックの講師歴は30年以上、関わった親子数は延べ1,000組以上。西ふれあいセンターでの講師歴は10年以上。

赤岩千恵子先生の画像


なかなか外出も思うようにできない今の子育て環境ではあるけれど、子どもたちの欲求を満たせる場が大切だと感じています。
コロナ禍のせいで、生まれてからマスク姿の大人に囲まれて育ち、表情からメッセージを受け取るという機会が少ないので、表情を見せてあげたくてシールドのマスクを利用しています。

年齢が低いうちから音楽を使って体を動かし、自分の想いを自由に表現することで、何事にも積極的にがんばれる子になってほしいなと思います。