マンションの修繕ってどーしょん！？
マンションの修繕について、知識が少ない中で対応していくために気をつけなければいけないことなどについて、10名で情報交換しました。
経験談をもとに情報交換
修繕対応について管理組合のルール作りが大切
修繕のたびに悩まないためにルールを決めておくことでスムーズに手続きができ、費用を削減することができる場合もある。
- 10万円以上は見積合わせをする。
- 金額に応じて何社以上から見積書をとるかを決める。
- 支出管理について管理会社任せにしない。
- 管理組合として意識をもったチェック体制を整える。
- 修繕積立金は、小規模修繕などを支出する管理費には充当しない。ただし、管理費の繰越金がいくら以上になった場合は、修繕積立金に充当する等の取り決めをする。
見積書を徴収することが重要
ある程度の金額となる修繕の可否、金額の妥当性を検討するためには、見積書をとって比較することが大切。
- 管理会社からの見積書だけでなく、管理組合としても見積書を徴収してみることで、費用削減ができる場合がある。
- 管理会社系列以外の業者で修繕工事を実施した場合の不具合についての対応が困難になる場合があるため、注意が必要である。
- 管理会社任せにせず、管理組合として管理意識をもって内容を確認する必要がある。
修繕委員会の役割について
輪番制の理事だけで修繕について検討することは難しい。管理意識がある人や知識のある人を巻き込んで検討することが大切。
- 理事会の管理意識が低い場合、管理会社の提案に対して疑問を持つことが難しい。
- 管理意識や知識のある人が修繕対応などに意見をする。
- 修繕委員の活動を通じて、住民の見極める力をつける必要がある。
- 管理組合が勉強をしていかなければいけない。
これまでの無関心について後悔！
修繕について関心なく過ごしていたら、施工不良や大規模修繕で膨大な金額が必要になってしまった。自分のマンションのことに興味を持つことが大切。
- これまで大規模修繕について無関心だったが、施工不良などが起こりこのままではいけないと動き始めた。
- マンション内に仲間を作り、理事会を動かした。
- 大規模修繕に待ったをかけた。
- 大規模修繕の進め方などについて、しっかりと管理意識をもって対応しなければいけない。
- もっと住民に意識をもってもらえるような声掛けなどをしていかなければいけない。
- 修繕積立金が不足するからと、安易にローンを組むのは危険。後の修繕工事業者の選定に影響する場合がある。
みんなに興味・関心を持ってもらえるような工夫を考える
居住者などの管理に対する興味・関心を持っている人が少ない。マンションでの生活を良くしようと思うが、なかなかマンションとして取り組むことができない。マンション生活をより良くするためには、興味・関心を持ってもらえる工夫をすることが大切。
- 興味をもつような仕組みを考える。
- 情報発信が大切。
- 修繕工事は専門的な部分もあるため、興味を持ってもらいにくいが、防災だと身近にとらえてもらえる。
- まずは、集まることができるような仕掛けづくりを考える。
- NHKのクローズアップ現代「老いるマンション」等をみんなで見る会を設けて、共通の話題づくりをする。
その他「よそのマンションどーしょん」
大規模修繕工事の進め方について
大規模修繕工事を控えているので、進め方などについて、経験談などを聞きたい。
→3月の交流会でテーマとして取り上げるので、その中で詳しく情報交換をしていく。
修繕工事の際の監督責任について
工事業者との契約内容と異なる工事が行われて、それに気づいたのが工事終了直前であった。
管理員に監督責任はないのか。
管理員は監督者になっていない。管理会社任せにしないことが大切。
エレベーターのリニューアルについて
部品がなくなるため、リニューアルする必要があると提案があった。リニューアルしたマンションの話が聞きたい。
「部品がなくなる」ということを鵜呑みにせず、必要な工事かどうかを見極めていく必要がある。
→来年度4月のテーマとして取り上げるので、その中で詳しく情報交換していく。
次回開催
- 開催日時：令和6年3月24日（日曜日）10時から12時
- 開催場所：岡山市立旭公民館（北区広瀬町）
- テーマ：大規模修繕ってどーしょん！？修繕委員になってしもうた！
今後も知りたいこと、聞きたいことについて「よそのマンションどーしょん」と気軽に聞ける場所として、毎月開催していきますので、ぜひお気軽にご参加ください。
