居住者が高齢化してきた!管理組合運営どーすりゃーえん!?
近年のマンション問題でよく言われている建物の高経年化と居住者の高齢化の「2つの老い」のうち、居住者の高齢化について情報交換しました。
(主な意見)
- 高齢化が進むと修繕積立金が負担となり、修繕積立金が値上できないなど合意形成が難しくなる
- 一人暮らしの高齢者が部屋で倒れ、管理費等の滞納が起こり、解消が大変だった
- 組合員が亡くなったことを理事長が半年ほど知らないということがあった
- 町内会との交流がないため、民生委員との連携が取れない
- 孤独・孤立死が一番怖い
- 役員の担い手不足
- 総会参加者が減る
(対応策など)
- 積立金不足にならないよう今から計画的な値上げをしておく
- 役員の担い手不足を補うため、外部専門家の活用を検討する
- 不測の事態に備えて、日頃から周りの居住者と連絡を取り合える関係性をつくることが大切だと感じた
- 一人暮らしの高齢者の方には了解を得て、管理員室へカギを預け、緊急時に使用するのが良いのではないか
- 適正管理の基準の一つである居住者名簿の作成について、目的を伝えて名簿作成に協力をお願いすることが重要
- 年齢や緊急連絡先を書かない人に合わせて名簿をつくらないのではなく、名簿を作成することが大切
(高齢者の見守りについて)
- 管理員室につながるインターホンがあるマンションでは、管理員がいる時間にインターホンを押して安否確認を行っているところがある
- ベランダに旗を立てて安否確認をしているところがある
(まとめ)
- 交流がないと高齢者の把握ができない
- 高齢者だけでなく、災害時にも助け合いは必要
- 日頃からコミュニティづくりをして何かあったときに対応できるような体制づくりが大切
- 居住者名簿の作成が必要
その他「よそのマンションどーしょん」
コミュニティづくりについて
地域のお祭り、ラジオ体操、クリーン作戦への参加が少ないため、参加を増やすための手段として成功事例や取り組んでいることは。
- マンション内の交流をするため、立体駐車場の一部を解体し、集会室を建てる検討をしている
- ピロティで不用品の交換市をしている
役員の担い手不足について
輪番制にしていたが、拒否する人が増えたため、拒否した場合の罰則金を設けたがあまり効果がない。このままでは、第三者管理になってしまう。何か対策は。
騒音トラブルについて
子どもが走り回っていてうるさいと理事長に相談があり、対応するが、なかなか改善されない。
- 子どもの走り回る音、泣き声、夜間のドアの開閉音などトラブルになりやすいが、コミュニティがあると、子どもが元気に遊んでいる。夜遅くまでお仕事おつかれさま。など、捉え方・考え方が変わってくるため、コミュニティづくりが大切。
マンションでの営業活動について
エステや英会話教室などをしている人がいて、規約で禁止していると説明するが、理解が得られない。何か対応は。
インターホンの取り換え工事について
- 5者から見積もりを取った
- 県内外の業者から見積もりを取った
- 管理会社に相見積もりをお願いするのではなく、管理組合で相見積もりを取る
次回開催
- 開催日時:令和5年11月19日(日曜日)10時から12時
- 開催場所:岡山市立旭公民館(北区広瀬町)
- テーマ:管理費って何に使われとん!?
今後も知りたいこと、聞きたいことについて「よそのマンションどーしょん」と気軽に聞ける場所として、毎月開催していきますので、ぜひお気軽にご参加ください。