史跡万富東大寺瓦窯跡(しせきまんとみとうだいじかわらがまあと)
岡山市東区瀬戸町万富
史跡の保護と整備を目的とした調査です。
6月上旬より調査を開始しました。
瓦窯や竪穴遺構の他、未知の遺構の検出が期待されます。
国指定史跡万富東大寺瓦窯跡は、鎌倉時代初期(約800年前)に、東大寺再建の瓦を製造した窯跡です。岡山市教育委員会では、6月上旬から調査を行っていましたが、終盤にさしかかりましたので発掘現場を公開いたします。
国指定史跡万富東大寺瓦窯跡の発掘調査では、令和3年度には9基の瓦窯跡を検出しましたが、今回の調査では3基の瓦窯跡を確認しました。特に13号窯は史跡内で最大規模を測ります。また窯跡の前面に位置する灰原の範囲も捉えることができました。
今後の史跡整備に向けた遺構の分布や構成が、着実に明らかになってきています。
岡山市埋蔵文化財センター 電話086-270-5066
● 来場には公共交通機関をご利用ください。(JR山陽本線万富駅から徒歩6分)
※新型コロナウイルス拡大防止のため次の通りご協力をお願いいたします。
発掘現場の地図です
現場公開の様子
令和4年7月9日(土曜日)に発掘調査現場を公開しました。
多数の参加者がありました。
ご来場ありがとうございました。
現場公開資料です
8月18日に万富東大寺瓦窯跡の調査は終了しました
史跡造山古墳(しせきつくりやまこふん)
岡山市北区新庄下
古墳の正確な大きさ、形状、構造などを明らかにしていきます。
発掘調査を開始しました
10月17日より調査を開始しました。
本年度は後円部の墳頂を調査し、墳頂に残る遺物や遺構を確認します。
検出された葺石
造山古墳は全長350メートルの前方後円墳です。5世紀の前半に築造され、規模は全国第4位、墳頂に登れる古墳としては全国一の規模です。将来の史跡整備を見据え、確認調査を継続実施しており、10月中旬から後円部の墳頂部を発掘調査しています。終盤にさしかかりましたので、発掘現場を公開して成果を現地にて紹介いたします。
発掘では、中世城郭遺構として複数の柱穴群を検出し、土塁や曲輪など残存する遺構の調査も行っています。また古墳に伴う遺構では、墳丘斜面の葺石の他、中央部で埋葬施設などの遺構にかかわる可能性のある、安山岩の石材が出土しました。
来年度以降も調査は続きますが、謎多き造山古墳の姿が、徐々に明らかになりつつあります。
岡山市埋蔵文化財センター 086-270-5066
※新型コロナウイルス拡大防止のため次の通りご協力をお願いいたします。
発掘現場の地図です
現場公開の様子
令和4年11月27日(土曜日)に発掘調査現場を公開しました。
約400名もの参加者がありました。
ご来場ありがとうございました。
発掘現場公開の資料です
調査は終了しました
12月16日に、史跡造山古墳の調査は終了しました。
金蔵山古墳(かなくらやまこふん)
岡山市中区沢田・円山
墳丘の規模や構造を明らかにして、史跡指定など保護の措置を検討していく計画です。
2月6日より調査を開始しました。
本年度は後円部墳頂周辺を調査し、葺石、埴輪列といった遺構の内容を追求します。
金蔵山古墳は操山丘陵に所在する墳長約158mの前方後円墳です。4世紀後葉の築造とされます。岡山市教育委員会では今年の2月から金蔵山古墳の範囲確認を目的とする発掘調査を行ってきました。今年度の発掘調査が終盤にさしかかりましたので、発掘現場を公開し、調査成果を報告します。
本年度は後円部墳頂部と、その周辺部の調査を行っており、斜面の葺石や、墳頂部の外寄りをめぐる埴輪列を検出し、古墳の中心部といえる墳頂部の構造の一端が明らかになり、重要な成果を得ることができました。
場所 岡山市中区沢田 金蔵山古墳現地
お問い合わせ先
岡山市教育委員会文化財課 086 803 1611
岡山市埋蔵文化財センター 086 270 5066
!発掘現場には駐車場、現場事務所などはありません。
*里山センターから徒歩約30分。途中多少きつい上り坂があります。歩きやすい服装でお越しください。
*新型コロナウイルス感染拡大防止のため、つぎのとおりご協力をお願いいたします。
現場公開会場の地図です
令和5年3月4日土曜日に発掘調査現場を公開しました。
約300名もの参加者がありました。
ご来場ありがとうございました。
現場公開の資料です
調査は終了しました
令和5年3月20日に金蔵山古墳の発掘調査は終了しました。
所在地: 〒703-8284 岡山市中区網浜834-1 [所在地の地図]
電話: 086-270-5066 ファクス: 086-270-5067