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過去の火災から学ぼう第4話

[2020年9月26日]

ID:24296

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火災ってなに?

 皆さんはだれかに「火災ってなに?」と聞かれたら、答えることができますか?

 火災は何かが燃えて起こる燃焼現象です。一般に、ものが燃えるには可燃物、支燃物(酸素)、熱源の3つの要素が必要です。

 それではいったいどのような現象を火災と呼ぶのでしょうか?

火災の定義

 火災の定義は、

「『火災』とは、人の意図に反して発生し若しくは拡大し、又は放火により発生して消火の必要がある燃焼現象であって、これを消火するために消火施設又はこれと同程度の効果のあるものの利用を必要とするもの、又は人の意図に反して発生し若しくは拡大した爆発現象をいう

と定められています。

難しくてよくわからない

では、区切ってみていきましょう!

  先ほどの火災の定義を区切って見ていくと、

  (1)人の意図に反して(火災が)発生し拡大したものか、放火により発生したものであること

  (2)消火の必要がある燃焼現象であること

  (3)消火のための道具を必要とすること

  以上3つの要素を満たすものを火災と定義しています。

  ただし、

  (4)人の意図に反して発生、もしくは拡大した爆発現象

  の場合は、上記の3つの要素の有無に関わらず、火災であると定義されています。

火災の判断ってむずかしくない?こんな時どうしたらいいの?

  ・揚げ物をしている最中、てんぷら油から火が出て炎が換気扇まで上がった

  ・煮物をするため、鍋を火にかけたまま他の部屋で用事をしていたら台所に煙が充満していた

  ・魚焼きグリルで魚を焼いていたら、グリルの排気部分から炎が上がった

  ・寝たばこをしていて布団が焦げて煙が出ていたので家の外に出していたら消えた 

  ・屋外で電動工具を使っていたら、つないでいたコードリールから煙が出た

  ・雨の日に家の近くの電線から火花が出ている

  ・車を運転していたら、ボンネットから煙が揚がった

 

 こんな時は、一旦出た火が消えたり、煙が出なくなっても悩まず119番通報してください。火が消えていても「火災」に該当する場合があります。

 消防職員が調査して火災であれば、火災による被害を受けたことを証明できる「り災証明書」や「り災届出証明書」を発行することができます。気兼ねなく119番通報してください。

 り災証明書の発行について、詳しく知りたい方はこちら

 


おわりに

 今回は、火災の定義について学びました!次回は火災種別ごとの発生件数、発生原因などを学んでいきましょう!

お問い合わせ

消防局警防部南消防署

所在地: 〒702-8024 岡山市南区浦安南町495番地88 [所在地の地図]

電話: 086-262-0119 ファクス: 086-264-3935

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