坪田譲治を訪ねて

 童話 きつねとぶどう まえへつぎへもどる
紙芝居 5枚目
5 ところがその時、やすむまもなく、
すぐそばでわんわん犬のこえがしました。
りょうしが犬をつれて
もうそこにきているのです。
どうしましょう。
ぶどうどころではありません。
こぎつねがてっぽうでうたれます。
思わずおやぎつねは、
大きなこえで呼びました。
「こーんあぶない。
はやくにげなさい。」
こぎつねはこのこえにびっくりして、
あなをとび出し、かけてかけて
山のおくへにげて行きました。

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