坪田譲治を訪ねて

 童話 きつねとぶどう まえへつぎへもどる
紙芝居 4枚目
4 それをくわえて、大いそぎで山の方へ
もどりました。
一つ山をこえ、二つ山をこえ、
また三つの山をこしました。
きつねのすは、もうすぐ近くになりました。
るすのうちにおそろしいわしなどに、
あの子はさらわれはしなかったろうか。
でも、あれ、こーんこん
なきごえがしております。
おやぎつねは安心しました。
と、にわかにつかれが
でてきました。
持ったぶどうが、重くて重くて
たまらなくなったのです。
で、一本の木の下に
そのぶどうの一ふさをおいて、
やれくたびれたとやすみました。

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