夜番どんの唄(こちのちょう) 前へ目次へ次へ


夜番どんの唄(こちのちょう)の歌詞
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 「こちの町(ちょう)」とも俗称される、城下町の情緒あふれるお座敷調の唄です。市内の酒席・宴席で興が乗るとよく唄われ、当て振り踊りも創作されるなど、岡山の花柳界で流行しました。

 唄の題材になった夜番とは、延宝年間、備前藩が「火消し」とともに置いた「立番(火の元見回り役)」のことで、「火の用心」を告げて回ったり、市内栄町にあった時報の鐘に合わせて時を知らせたりしていたといいます。明治以降も各町内で行う夜警巡回として名残をとどめ、深夜の街に拍子木の音が響いていました。


夜番どんの唄(こちの町) 
こちの町(ちょう)の 夜番どんは 鈴を振りゃ チンチロリン
太鼓たたいて 鳴子振って ちょいと入る番どころ
七輪引き寄せ 火吹く リン
秋の夜の ひとり寝に 虫の音が チンチロリン
はちまき締めて 茶碗持って とっくり 振りゃ チンチロリン
(チロリン チロリン チンチロリン)

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