写真 覚
12 覚(宇喜多孫九郎等宛白米送付状写) 活字で見る
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加賀前田家から八丈島の宇喜多家一族に白米を送ったときの、送付状の写。
秀家の正室・豪姫は前田利家の娘(豊臣秀吉養女)で、秀家の配流後、実家の前田家に引き取られた。秀家と2人の子息を案じ続けた豪姫の心に感じた藩主・前田利常が幕府と交渉し、米などの物資を送ることがゆるされ、以後幕末まで前田家からの援助が続けられた。
こうした書状の写が花房家に存在することは、宇喜多家への援助の中心が前田家であったとしても、秀家の旧臣達(特に幕臣)への関与の呼びかけが図られていたことを物語っている。

花房家歴史資料
岡山市指定重要文化財