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岡山市都市ビジョン/2未来をみつめて

[2010年1月8日]

ID:15531

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2未来をみつめて

岡山市は政令指定都市という新たなステージを迎えようとしています。
日本と世界が大きな変化の波の中にある今、時代の動向を的確にとらえ、長期的な視点を持って都市づくりを進めることが必要です。

少子・超高齢社会の到来

我が国では急速に少子・高齢化が進展しており、平成37年(西暦2025年)には、65歳以上の高齢者が人口の3割を占め、一方15歳未満の人口は1割程度になると推計されています。そして、総人口は平成16年(西暦2004年)の1億2,781万人をピークに減少に転じ、平成37年(西暦2025年)には、854万人、6.7%減少し、1億1,927万人になるものと予測されています。
本市は、人口増加率が比較的高く、平成19年(西暦2007年)中に70万人を超えるものと想定されています。しかし、少子・高齢化の流れに変わりはなく、その進展は地域の社会や経済に大きな影響を及ぼすものと考えられます。
少子・超高齢社会を前提とし、健康・医療・福祉の仕組みや生活スタイルから産業、都市の構造まで、社会のあり方を再設計することが必要となっています。

環境との共生

環境問題は地球規模のものとなり、地球温暖化は人類の存亡にかかわる重大な問題となっています。特に、大量の資源・エネルギーを消費している先進国には大きな責務があり、都市活動や市民生活のスタイルを環境と調和したものに転換することが急務です。
本市は、吉備高原から瀬戸内海の沿岸まで、多様で豊かな自然環境に恵まれています。そして、百間川の築造や広大な干拓地の造成など、自然をよく知り、環境と共生しながら都市を築き上げてきた先人からの知恵と伝統があります。
豊かな自然に抱かれ、資源を大切にしながら、四季折々の暮らしを楽しむことのできる、環境と共生する先進的な都市づくりが求められています。

心の豊かさが重視される時代

戦後の経済成長の中で人々の生活は利便性や快適性を重視したものに変化し、さらに、情報化の進展によりコミュニケーションのあり方も大きく変わってきました。そして、それとともに、家庭機能の低下や地域における人と人のつながりの希薄化も問題視されています。こうした中、真の豊かさが問い直され、人間らしい生活と心の豊かさが求められるようになっています。
本市は先取の気性に富み、時代を先導する魅力ある先駆者を輩出してきました。そして、ボランティアやNPO活動、企業のメセナ活動等も旺盛で、地域組織の活動も活発であり、まちづくりに市民力や地域力が大きく貢献してきました。
地域の資源と人々の知恵を集め、心の豊かさと創造性を育む都市をつくっていくことが求められています。

求められる広域的な役割

本市は中四国の交通の結節点に位置し、他都市にない地理的な優位性を持っています。また、健康・医療・福祉、学術・研究や教育などの分野で質の高い都市集積があることも大きな特色です。そして、人口160万人の岡山都市圏(注釈)の中心都市として、中四国圏域の発展を先導する役割を果たしています。
地方分権が進む中で、政令指定都市岡山は、より自立した自治体として自己責任のもとに持続可能な都市づくりを進めるとともに、より一層広域的な役割を果たしていくことが必要です。
本市は、広域交流の拠点都市として、中四国、さらに西日本圏域の発展とそこに住む人々の幸せに貢献することが求められています。
(注釈)岡山都市圏:国勢調査において、岡山市及び岡山市への15歳以上通勤・通学者数の割合が常住人口の1.5%以上で、連続している周辺市町村によって構成される圏域。

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