岡山市都市ビジョン／6-1強みをいかした産業を広げる

強い経済基盤の上に自立した都市づくりを進め、都市活動を活性化させるため、戦略性のある産業政策を確立して産業振興を進めます。
とりわけ、健康・医療・福祉・環境・教育の都市機能集積をいかし、関係機関とも連携を図りながら、新産業創出、企業誘致と地場産業の育成に努め、市民の雇用拡大や生活の質の向上につなげます。

医療・福祉等の分野に重点をおき、研究開発型産業の育成を進めるため、大学発ベンチャー等の起業支援、大学との共同研究の支援や情報提供等を行います。また、産学官共同による技術セミナーやコンベンションの開催支援、ビジネスマッチングなどにより、人・物・情報の交流を進め、新事業の展開を支援します。

関係機関と連携し、医療・工学・福祉の異分野産業の連携や独自技術を持つ企業の異業種連携を促進し、共同研究や新たな市場の開拓、技術のPR活動等を支援します。また技術の高度化や知的所有権の取得のサポート等、中小企業の経営基盤の強化を促進します。さらに、独自の技術を持つ企業と専門家等のマッチングを進めるとともに、商談会、見本市出展や技術セミナー等を通じた販路拡大の支援を行い、オンリーワン企業の育成に努めます。

商都としての歴史と市内の各商業集積を活かしながら、岡山駅周辺と表町周辺の二つの商業集積を有機的に結びつけ、一体的で魅力的な商業空間を創造し、中四国圏域を視野に入れた商業力の強化を図ります。

本市を含む県南地域は、一体の経済圏域を形成しています。圏内には水島港や宇野港、岡山空港、JR、高速道路網などの充実した交通基盤と水島地域の工業集積があります。これらの強みを最大限にいかし、岡山県や近隣諸都市等と連携して産業振興政策を推進します。

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