建築・施設
2. 月見櫓 前のページへ目次へもどる次のページへ
  
  写真 月見櫓 北面  
  
本丸の裏口に当たる北西方向を守る櫓である。1620年代に池田忠雄が建てた実物で、国の重要文化財に指定されている。城外側からみれば二階建であるが、城内側からは三階建で、最下は床下の土蔵となっている。また、城外側は狭い隙間から敵を監視したり、石垣を登る敵を迎撃するための石落など軍備を高めているが、城内側の特に最上階は開放的で、手すりを備えた縁側がある。また、天井板を張るなど居住性を高めた造りで、戦国時代の終結に応じた和戦両用の特徴をもつ。
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The Lit City Museum