藤原 敬介作品

  岡山市郊外の桃の里に窯を築き、今年で38年目を迎えます。備前で生まれ育った私ではございますが、若き頃、備前以外の焼物に触れてみたい、その夢をかなえる為、岐阜県多治見市に美濃系の焼物の修行に行きました。そして4年半と短い期間でありましたが、志野・織部・天目・黄瀬戸等の釉薬の研究を積み、桃の里にて志野を中心に、作陶を続けておりました。そして岡山の風土に合った志野は焼けないものかと試行錯誤の末、『備前志野』を創りあげました。備前志野とは、志野を備前風に焼成した焼物で、明日に繋がる夕日の暁色をイメージしたものです。
  平成9年には、備前焼の初窯を出し現在は、「用の美」を作陶理念とし「優しさ」「やわらかさ」を追求しながら、備前・備前志野を中心に作陶を致しております。

桶・鉢 茶わん
花入 茶入・酒器他
皿 壺
水指

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