1.矢田宝篋印塔(やたほうきょういんとう)  メニュー次へ
写真(全形)
全形
写真(銘文)
銘文
 岡山市山上にある。市指定の文化財である。足守川上流域の山間部に位置する。現在の場所は道路建設に伴って移動された結果で、本来は隣接する道路上に存在していた。移転に伴う発掘調査の結果、付近から宝篋印塔が載っていたと推定される基壇状の遺構が検出された。
 宝篋印塔は花崗岩製で全高177cm、貞治五年(1366)四月一五日の銘文がある。低い基壇上に格狭間を刻んだ基礎、仏像を2面彫りこんだ塔身、垂直気味にたちあがる隅飾、完存する相輪を立てている。
実測図
実測図(参考文献より引用)
地図
1 矢田宝篋印塔 2 鼓神社宝塔

位置

見学 中鉄バス「小葉様口」下車、徒歩3分
参考文献 岡山市教育委員会「岡山市の有形文化財資料集成 I 」 1982年
扇崎由『矢田の宝篋印塔所在地発掘調査報告』岡山市教育委員会 1992年

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