鳴釜神事(吉備津神社)
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写真 鳴釜神事

吉備津神社・境内に御釜殿(おかまでん)〔国指定重要文化財〕があり、その中に土竈(つちかまど)があってそこに鉄釜がかけられ、その上に木製の甑(こしき)が載せられています。
御釜殿には阿曽女(あそめ)と呼ばれる巫女が奉仕しており、毎朝の神饌(しんせん)を作り神前に供えています。
一方、うらないの依頼があると、巫女がうらないの秘法を行う。神官が祝詞を奏すると、やがて釜が鳴る。釜がさわやかに鳴ると良い知らせ、鳴らなかったり低調であれば不吉な知らせとされます。
なお、この竈の下には、吉備津彦命の退治をした鬼の首を埋めているという伝説も伝えられており、古くからこの鳴釜神事は知られています。
この話は、上田秋成の「雨月物語」の中に紹介されています。

鳴釜神事は、午前9時から午後2時ごろまで随時行われています。(金曜日は行われていません。)

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