後楽園の石と石造物と犬島石

池田綱政が津田永忠に後楽園着手を命じたのは貞享3年(1686)であるが、大名庭園としての形が整ったのがほぼ元禄13年(1700)と考えられている。そのことから、紀元2000年の平成12年が、築庭300年を迎える記念の年となっているわけである。
わが岡山県立博物館の隣にある後楽園は、平成12年には例年になく多くのイベントを抱えて、入園者数も平成11年に比べ約5割増しとにぎやかになっている。

岡山県立博物館 元総括学芸員兼学芸課長 臼井 洋輔

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岡山シティミュージアム
※ 平成12年10月16日(月)妹尾公民館で講演をした内容を中心に執筆いただいたものです。
※ 著作権は、岡山市及び臼井洋輔に属します。
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 【後楽園の石造物】  名前をクリックすると写真と解説が見られます。

1.鶴鳴館前の春日灯籠

2.大芝生北西端にある五重塔

3.鶴鳴館前石橋(太鼓形)

4.鶴鳴館前の石橋

5.延養亭前の曲水に臨む丸笠三本足
  雪見型石灯篭

6.延養亭前の植込にある五重塔

7.臨漪軒前の春日灯籠

8.延養亭前の井堰石転用庭石

9.延養亭縁先北にある角形手水鉢

10.延養亭縁先にある手水鉢

11.延養亭の縁先手水鉢の照明用と
   して据えられた蓮華寺型石灯篭

12.延養亭前の大延石

13.芝生地にある茶庭型石灯篭

14.延養亭前の大石橋

15.延養亭前の大平石

16.花葉の瀧下置灯篭

17.花葉の瀧口にある三重塔

18.延養亭と栄唱亭との間にある
   春日型石灯篭

19.墨流し西にある多宝塔

20.花葉の池に立つ大立石

21.鶴の墓

22.宝篋印塔

23.鶴の供養塔付近の石灯籠

24.鶴の供養塔

25.茂松庵のつくばいと茶庭型石灯篭

26.茂松庵に置かれた石臼転用
   飛び石

27.茂松庵に打たれた不思議な石

28.茂松庵に打たれた長寸石

29.地蔵堂前の鳥居と地蔵堂前の
   宮立型石灯篭

30.地蔵堂前の宮立型石灯篭

31.地蔵堂前のつくばいと手水鉢

32.御舟入跡の排水舛内側石積

33.特殊加工石を施した花葉の池
   排水桝

34.花葉の森の東南端にある円棹
   角火袋型石灯篭

35.砂利島の六角雪見石灯篭

36.郡境界(東上道郡・西御野郡)
   石柱

37.廉池に懸る石橋

38.廉池の島にある織部好み石灯篭

39.廉池の島に至る太鼓型小石橋

40.廉池軒の遠州型灯籠と手水鉢

41.芝生端と土留石

42.唯心山南麓の陰陽石

43.唯心山山頂の陰石としての石臼
   と陽石の自然石

   
44.唯心山山頂南東側に組まれた
   陰陽石

 
45.唯心山六角(観月)堂と庭石
   
46.唯心山南西中腹にある七重塔
  
47.流店脇の飛び石
  
48.流店の曲水石
  
49.流店床敷石

50.流店南曲水の石橋

51.流店への川の飛び石

52.八つ橋池北東にある利休好み
   石灯篭

  
53.半円形石組と手水鉢
   
54.百石島の岬にある水先置灯篭
  
55.茶祖堂の茶庭にある茶筅塚

56.茶祖堂の陰陽石

57.茶祖堂のつくばいに添えた
   茶庭型石灯篭


58.茶祖堂の茶庭にある手水鉢
  
59.弁才天堂前の鳥居

60.弁才天堂前の宮立型石灯篭




61.弁財天石組
   
62.弁財天前の手水鉢転用腰掛
   
63.稲荷神社前の石鳥居

64.稲荷神社前の宮立型石灯篭

65.稲荷神社前の手水鉢

66.稲荷神社台石

67.新殿敷石

68.新殿沓脱石(凸)

69.新殿脱石(凹)
 
70.中の島脱石(凹)

71.上道境界石柱

72.中之島織部好み石灯篭

73.由加神社鳥居
  
74.由加神社の春日型石灯篭

75.由加神社前角石(大)

76.由加神社前角石(小)

77.慈眼堂境内にある烏帽子岩

78.慈眼堂境内にある七重塔

79.慈眼堂境内にある宮立型石灯篭

80.慈眼堂境内にある八角型手水鉢

81.松林にある巨大春日型石灯篭

82.永忠顕彰碑土台

83.永忠顕彰碑

84.観騎亭の灯篭

85.観騎亭の靴脱石

86.三尊石(高さ135cm)
   
87.三尊石(高さ130cm)
   
88.古陶館の蒲鉾石(琴形石)