金山寺会陽

 毎年2月の第1土曜日に、岡山県下のトップをきって行われる、金山寺会陽(かなやまでらえよう)は、600年以上続く伝統行事。
 金山の中腹標高約350メートルにある、備前48か寺の天台宗本山として栄えた金山寺の境内で裸姿の男たちが、宝木(しんぎ)を求め激しい争奪戦を繰り広げる。
当日、午後9時30分、住職が本堂から5本の副宝木を投げ入れ前哨戦がスタート、続いて10時30分熱気に包まれた境内の裸群に陰陽2本の宝木が投下される。
午後11時過ぎ2組の福男が勇んで宝木をいったん寺に奉納し、改めて世話役が祝主宅へ出向き、行事の終わるのは夜明けころとなる。


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